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2020.02.03
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カテゴリ:飯島多紀哉
最近、新作に取り掛かる意味合いもあり、法律に詳しい専門家の方と話す機会も多いです。
そこで、面白い話を聞きました。
ネットのSNSなどでは、以前から洗脳されるネット住民というのが話題に上っています。
簡単に言ってしまえば、ネットで噂される情報を鵜呑みにしてしまうことで洗脳されていくわけです。
恐ろしいのは、洗脳されると簡単に解くことは難しいという点です。
洗脳された方に、あなたの考えていることは間違っているといっても、その言葉は信用されません。
なぜなら、そういうことを言う人間もまた敵だと洗脳時に刷り込まれているからです。

例えば、こんなことがあります。
貴方は一人のアイドル有藤由香(仮名)が好きだったとします。
そんな時、SNSであなたに近寄ってくる人がいました。
「はじめまして。私はプリン天丼ちゃん(仮名)といいます。ツイッターであなたが有藤由香が好きだということを知りました。私も大好きなんです。仲良くしませんか?」
とてもフレンドリーに感じたので、あなたはすぐに仲良くなりました。
プリン天丼ちゃんは優しくて、あなたをとても褒めてくれるし、あなたの言うことにはいつも「いいね」をしてくれます。
そんな時、ふとプリン天丼ちゃんはこんなことを言います。
「有藤由香って、一度子供おろしているのにスタイルいいよね」
あなたは、びっくりです。
そんな時、プリン天丼ちゃんは5チャンネルの情報を教えてくれます。
「ここのサイト見るといいよ。有藤由香の本当の姿が載っているから」
そこには、有藤由香が昔ヤンキーだったとか、高校時代は校長先生の愛人だったとか、いろいろな噂が書き込まれていました。
もちろん、それが事実かどうかは分かりません。
それに5チャンネルは嘘ばかり書かれているという話を聞いたことがあります。
だから最初はそんな噂を信じなかったとしても、そんなあなたにプリン天丼ちゃんは優しく話しかけてきます。
「さすがに信じられないよね。でもね、ソースがあるんだよ。ここ見て」
それは、芸能人のスキャンダルを面白おかしく載せる情報サイトでした。
そのサイトに載っている情報が本当かどうかなんて、誰にも分かりません。
でも、5チャンネルではない正規のサイトで言われているのだから、それは本当の話なんだとあなたは信じ始めます。
たとえそれが根も葉もない噂話ばかりを集めたサイトだとしても。

そしてプリン天丼ちゃんはさらに言ってきます。
「私も最初は信じられなかった。有藤由香のこと信じていたし、大好きだったからさ。でも、実際は凄く酷い人間だったんだよ。もちろん彼女が歌っている歌に罪はないし大好き。でも、人間はクズだよね。私たち、騙されていたんだよ、あのクズに」
あなたにとても優しくしてくれるプリン天丼ちゃん。
あなたにとって、プリン天丼ちゃんはとってもいい人。
とっても大事な人になっています。
一度も会ったことないのに。
顔も知らないのに。
どこの誰かも知らないのに。
まして、年齢や性別すら知らないのに。
でも、あなたはプリン天丼ちゃんが嘘を言うなんて思っていません。
その日からあなたは、有藤由香が大嫌いになりました。
そして有藤由香が如何にクズな人間かをSNSで叫ぶようになったのです。

プリン天丼ちゃんは、あなたの変貌を見て陰でクスクス笑っていました。
そして、裏垢でつながっている仲間にその話を教えます。
「みんなー、有藤由香の信者一人ゲットー。もうあいつ、アンチにしちゃったから。今回も大成功ー」
その連絡を受けた仲間たちは、天丼ちゃんのことを褒め称えます。
「凄いなー。さすがプリン天丼ちゃん」
「プリン天丼ちゃん、さすがです。天才です」
「あのファンうざかったんだよね。プリン天丼ちゃんのおかげで幸せ気分満開です」
それを聞いて、プリン天丼ちゃんは上機嫌です。
そして次のターゲットに狙いを絞ります。
みんなに褒めてもらうために、そして自分の行為で人を操作する喜びに浸るために。
プリン天丼ちゃんもまた、褒めてもらえる自分に酔っている被害者なのかもしれません。

さて、これはもう『学校であった怖い話』のシナリオとして十分に使える怖い話です。
でも、これは現実に起きている話です。
そして、その被害者にあなたがならない可能性はないといえるでしょうか?
また、加害者にならないといえるでしょうか?

昨年、堀ちえみさんがネットで誹謗中傷され警察に被害届が提出され話題になりました。
この相手は、50代の主婦で堀ちえみさんに「死ね」とか「消えろ」と書き込んでいました。
恐ろしいのは、この主婦の方が、5チャンネルで書かれていた堀ちえみに対する酷い書き込みを信じてしまい、そのため堀ちえみの発言を信じられなくなり、うそつきだと批判するようになったのです。
さらにこの方は、警察から注意を受けても自分が悪いことをしているとは思いませんでした。
なぜ自分だけが捕まらなければならないのか、世の中にはもっと悪口を言っているのにどうして自分だけ?
そう感じてしまうのです。まったく反省はしていません。
自分だけがこんな目に合って可哀そう、自分こそが被害者だと勝手に思い込んでしまうのです。
恐ろしいことですが、これが現実の世の中で起きている事柄です。

さすがに物心ついた時からネットに触れている方々は、簡単にネットの情報は信じない、ネットの情報には左右されないという心構えがついている方も多いでしょう。
自分はそんなことはないから大丈夫と笑っているあなた、先に述べたプリン天丼ちゃんがあなたに近寄ってきたらどうですか?
あなたのツイッターに、優しく近寄ってきた人間のことを疑いますか? それとも信じますか?

そんなネット洗脳はネットの世界に溢れています。
ネット洗脳で検索すれば、色々な記事が出てきます。
『学校であった怖い話』のネタになりそうな話は、簡単に手に入ってしまう世の中でもあるのです。
さて、そんなネット洗脳から身を守る方法。
法律の専門家の方が教えてくれました。
簡単なのは、ネットの情報を鵜呑みにしないこと。
そしてそこで得た情報を信じて行動しないこと。
特に危険なのは、「いいね」を得られる快感に酔いしれることだと言われました。
あなたの発言一つに、見ず知らずの人たちが「いいね」を押してくれる。
あなたの発言がバズられる。
それは、あなたが世界を変えてしまった、何気ない一言で一躍有名人になってしまった、そんな思いが生まれてしまうのです。
そして、その高揚感を得たいがために、より注目されるような発言を探し始める。
自分が言いたいことを発言するのではなく、他人に注目されたいがために発言する。
これはネット麻薬であり、ネット中毒の弊害だとも言っていました。
こうならないためにも、自分がネットに対して割り切った感情を持つことを心掛けるのが大事だと言っていました。

次に、ネット洗脳を誘いかけてくる方に対しての対処方法です。
例えばツイッターなどで、そういう人種を避ける方法。
よく自分の自己紹介欄に、「18歳未満禁止」とか「ブロ解はご自由に」等と書き込まれているのを見かけることがあります。
これと同様に「ネットテロリストは通報します」や「ネット洗脳者には警告あり」等と一言書き込んでおけば、まず近寄ってこないそうです。

ネット洗脳の仕掛人も、馬鹿ではありません。法律で訴えられないギリギリの線上で自分たちの遊びを楽しんでいるのですから。
そもそもそういう自己紹介を見て、あなたのフォロワーになりたくないという人間は、最初からあなたに縁がないということです。
それでも近寄ってきて、ファンを名乗りながら「あれ?おかしいな」と感じた場合、念のためスクショを撮ってしておくことをお勧めします。
そして、それを警察なり、関係者に送ればよいのです。
一つの書き込みでは訴えることが出来なくても、チリも積もれば山となる、です。
こんな書き込み一つでは誹謗中傷にならないと思っていても、その対象者がどんな書き込みに対して「いいね」をしているか、またどんな人たちをフォローしているか、そんな些細なことの積み重ねを集めていき、あらゆる方面から攻めていくことで、事実が立証されていくのが法の世界なのです。

ネットのいたずらは麻薬と一緒です。
いえ、麻薬よりも厄介なことかもしれません。
麻薬よりも簡単に手を出せて、そして簡単にはまれてしまう。
現実ではできなかったことが、ネットではできる。
リアルでは引きこもりでもネットではみんなに注目される英雄になれる。
たとえそれが犯罪だったとしても。
まだ大丈夫、まだ大丈夫、自分はバレない、捕まらない、そう思って麻薬に手を出して抜け出せなくなってしまう。
だからネット麻薬と言われるのかもしれません。


最後に言っておきます。
僕のブログも信じる必要はありません。
あくまでもこれは僕の視点から見た考えであり、これを読んでいるあなたを洗脳しようという気持ちは全くありません。
飯島多紀哉という人間はこんなことを考えているんだとか、『学校であった怖い話』とかこうやって作られていくのかな?程度に思ってもらえれば良いだけの話です。
あなたの人生は、あなたが作っていくものです。
何があなたにとって楽しいことなのか、考えるのはあなたですから。


こんな記事があります。
見るも見ないもあなたの自由です。

http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20180814_05.ht





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最終更新日  2020.02.04 18:00:52



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