世界の片隅で小さな声で申し訳なさそうに「スティール！」と叫ぶ！

最近、運動不足で中年太り気味。
体重も69kgを超えてしまい、ちょっと宜しくない状況。

そこで自転車でも乗って健康作りをしようと思った次第。
普段は意識して出来るだけウォーキングをやるようにはしてますが．．．。

目標は67kg台。

そんなおり、会社の知人が「隣町の自転車屋さんにとても良い自転車が置いてあるよ」と教えてくれました。


そして、先週の土曜日に隣町の自転車屋さんに行った（この日も隣町まで歩き）んですよ。
そうしたら、ありましたよ。その自転車が．．。
噂には聞いてましたが、これほどまでに美しいとは！









まさに海から生まれ出でたばかりのアフロディテのよう。
風の神々に祝福されてなびく金色の髪を思わせるフロントとリアの波打つライン。
一目惚れしました。

それはイタリアのピナレロ社というメーカのパリ（Paris）というモデル。






店の在庫は50というサイズのみ。
「一寸またいで良いですか？」と店員さんに声をかけました。
私は身長169cmで短足胴長体型。これで50というフレームサイズがピッタリでした。

シンデレラが靴に足を入れたときの気持ちって、私がこの自転車のサドルに腰をおろしたときの感覚と同じだろうな。


そんなわけで即決です。


ペダルは別だったので、普通のスニーカーで乗れる物をチョイス。
XpedoのXCF08MCというモデル。


本日お店で整備された車両の引き渡し。
そして自宅まで自走して戻ってきました。




とにかく軽いです。
いや、とにかくペダルを漕いだときの進み具合が軽いです。
体力の無い私がこんなにグイグイと進めるのか！
と驚きました。


この自転車のフレームには東レの高弾性炭素繊維が採用されています。ハイテクですね。
因みにボーイング787の一部にも東レの高弾性炭素繊維が使われているらしいです。
過去に乗っていた自転車はクロームモリブデン鋼でしたので、重量感があり少しヒンヤリした手の感触だったのですが、
今回のフレームはカーボンなので、樹脂っぽいボソッとした手の感触があり「これ大丈夫かしら？」なんて思ってしまったり。
もちろん、通常使用では剛性や振動吸収性は十二分にあります。
カーボンのフレームは、バネの撓む力＆反発する力を使うクロモリ系フレームと一寸違う乗り味だそうです。


気分を良くして、自宅で昼食をとったあと鎌倉まで一寸自転車散歩。
いやぁ、小袋谷の切り通しをスイスイと超えてしまいました。そんな体力が有るはずないのですが．．。
この辺の軽快さは自転車で変わりますね。

後付け購入したペダルは鋲がガッチリと靴に噛み合いやすい、とても良いペダルです。これを選んで正解。
足を乗せるだけのペダルながらも、擬似的に引き足もできますのでグイグイと漕げます。



ピナレロの非対称構造フレームに引っかけて、靴紐の色も非対称でコーディネート。





今回、私にとって初めてのイタリア車です。
もうね、気分はイタリアですよ。

ボンジョ～ルノ～ッ！

そんなわけで、CD「ナポリターナ黄金時代」を久々に聴いてみようと思います。
フランコ・カパルドが歌う「こおろぎが鳴く頃」、イ・フィーリ・ディ・チーロの歌う「マンマミーア、一体何を知りたいの」
昔のイタリア歌謡は良いですね～。