カテゴリ:真空管
今使っているサウンドパーツ製の真空管アンプには、JJ300Bが刺さっていますが、どうしてもトリエーテッドタングステンフィラメントの300Bが欲しくて、ELROG(エルログ)のER300Bを購入しました。
黄色い箱に入っています。 近代的な真空管というたたずまいですね。 ペア選別データシートも添付されています。 お店に頼んで電流値の近い2セットを選んで貰いました。(4本どれを挿してもわからないくらい揃っています) 大きさを比べてみました。 JJも300Bの中では比較的背が高いほうですが、ER300Bはツノのぶんだけ背がありますね。 ER300Bは上側は目一杯ゲッターを飛ばしてあり、灰色の帯は電子が無駄に飛び回らないようにするものだと推測されます。 それぞれの真空管を挿したときの見た目を見比べてみましょう。 アンプにJJ300Bを載せた状態。 そして夜景。 JJ300Bのフィラメント。 アンプにER300Bを挿した状態。 そして夜景。 5V1.2Aのフィラメント規格なので、トリタンとはいえ845のような物凄い明るさではありません。 それでも酸化物被覆のフィラメントよりはずっと明るいです。 幾つか音楽を聴いてみました。 トリタンというと見た目が明るいので音が明るいというイメージがありますが、特に煌びやかというわけでもないです。 密度が高く、見晴らしの良い広がり感がある気がします。あとピアノの音が消えていくときの静寂感。 電子の飛び方に差があるからなのか... ちょっと面白いことが。 音楽を流しながら電源オフをするとJJは傍熱菅のように暫く音が出ていますが、ERはスッと音が無くなります。僅かに暖まっているだけでも電子が飛ぶ酸化膜との違いでしょうね。 ノイズはDC点火であれば皆無に等しいです。 (因みに今まで使っていたJJは数十時間に1回くらいプツッという音がしますので、JJは当たり外れが多い気がしますね...) イエルク・デムスのピアノ...素晴らしいですね。 ウィーン三羽烏のひとりでしたが、昨年4月16日に亡くなりました。 そしてグロトリアンの響き...。 今は交流がありませんがSNSの知人にグロトリアンに務めている人が居ました。 ヒノオーディオ製AXIOM80用ボックスに入れた丸尾再音の520FPから奏でられる音は、「ああ、オーディオっていいなぁ...」と思わせます。 そして、そう思わせてくれるには、この300Bのアンプも一役かっているのです。 12月3日はアントン・ヴェーベルン、そしてアントニオ・ソレールの誕生日です。 ふたりともトニーですね。(^▽^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 31, 2022 08:10:11 AM
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