カテゴリ:真空管
2E26と2E24という小型の送信管があります。
2E26プレートの大きさからして、オーディオ用途では6V6くらいの出力はありそうです。 くわしくは真空管(Electron tube) 規格表データベースの2E26資料にあります。 2R24は2E26の直熱版だそう。 くわしくは真空管(Electron tube) 規格表データベースの2E26資料にあります。 手持ちの2E26と2E24はこちら。 1本ずつしか出していませんが、手持ちは全て2本ずつあります。(オーディオ用に買い揃えたので) ![]() 左から RCA/Victor年2E26 TENの2E26(1959年の印字あり) 東芝の2E26(ベースにシールは比較的新しいものです) NECの2E26(昭和35年) JRCの2E26 日立の2E26(1961年?) 因みにNECの2E26は鈴木さんと中村さんのお墨付きなので安心です!! ![]() って誰? 誰だか知りませんが、いいんです!私は鈴木さんと中村さんを信じています!! 2E26の三結特性はどんな感じでしょうか... ![]() さほど直線性はよくありませんが、程々に良い回路と十分に高品質な出力トランスがあれば音楽を楽しむには十分でしょう。 2E24は2E26の直熱管といわれていますが、全く同じでも無さそう。 ![]() ややrpが高い印象ですがほぼ似ています。 Ep高圧でEgが深いところでIpカーブが浮き気味です。 2E24について面白い記事を見つけました。 小型直熱ビーム管2E24活用術(真空管のコアな世界) これによると、フィラメント4V点火にすることで、深いバイアスでの特性が改善されるという話です。 では、少しずつフィラメント電圧を下げて(フィラメントのエミッションを落としていって)特性を見ましょう。 フィラメント電圧5V ![]() フィラメント電圧4.5V ![]() フィラメント電圧4.0V ![]() 落ち着いて直線性は良くなった気がしますが、高電流域は電子の供給が間に合わないとみえ、ダラりとしています。 高圧低電流付近は落ち着いて直線性は良くなります、エミッション的にどうなんでしょう? 活性化を渋るフィラメントの運用がどの程度影響があるかは不明です。 2E26も、きっと少しrpが上がる程度かなと。 オーディオのように常に電流が流れていてピーク電流もそれほどでない条件であれば、それほど影響は無いようにも思えます。 少なくとも5V程度まで落としても十分な性能が出ていると云えましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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