カテゴリ:真空管
VT104(PT15,CV1104,10E/215)という真空管を持ってまして、たしかオークションで安く購入したと思います。
イギリス製の送信管ですが、オーディオ用途でも使えると言うことで、 製作記事は、バルブワールドのPT15シングルアンプの記事や、A2ラボラトリーのPT15プッシュプルの記事などがあります。 真空管ショップでも比較的安価に手に入るそうですよ。 スラッとして、綺麗な球です。 送信管ですが、トリタンではないので煌々と輝かきません。 規格ですが、 真空管規格表データベースのPT15の情報ではピンのセンターがG2と書かれていますが、G3が正しいです。 因みにフィラメント電圧6.3V1.3Aとなっていますが、RadiomuseumのPT15の情報ですと6Vです。 後日談:6.3Vだそうです Friends of Valves 自作真空管アンプのPT15の三極管接続測定結果も是非参考にしてください。 845とIpカーブが類似しているという事を書かれておりました。 さっそくetracerで三結特性をみてみましょう。(とりあえずフィラメント電圧は6.3Vとしました) Ep=400VでEg1=-35Vのとき、 Ip(+Ig2)=60.67mA Ig2=9.4mA rp=1848Ω gm=3669μS μ=6.8V/V G2-G3接続した三結特性を測ってみましょう。 Ep=400VでEg1=-37V(Ipに合わせてみました)のとき、 Ip(+Ig2+Ig3)=60.81mA Ig2+Ig3=13.52mA rp=1783Ω gm=3621μS μ=6.5V/V rpは下がりましたね。無帰還にするなら少しでもrpが低い方が有り難いです。 トランスは7kΩくらいにして、出力も欲張らず、心静かにジョスカン・デ・プレやトマス・ルイス・デ・ヴィクトリアの音楽を楽しむ...。 この特性を観ながら、そんな使い方が良いような気がしてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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