カテゴリ:真空管
814という真空管。
そこそこ安かった記憶があります。 球のシェイプは以前紹介したPT15(VT104)に似ていますが、こちらのソケットはUY5ピンです。(PT15はUF5ピンです) ![]() 規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベースの814規格表を参照ください。 Friends of Valves 自作真空管アンプの814の三極管接続測定結果の記事も是非ご覧下さい。 フィラメントは10V3.25A(211並に食う) プレート損失は50Wほど。 ![]() シールドが邪魔で中のフィラメントがよく見えません。 そういえば送信管の813などもそういう感じですよね。 では、etracerで三結特性をみてみましょう。 ![]() Ep=400V Eg1=-20V Ip(+Ig2)=74.16 Ig2=10.36 rp=1824Ω gm=4915μS μ=9.0V/V 動作の中心はこのあたりでも良いですが、A2級動作でないと1Wくらいしか出ません。 三結ですのでG2耐圧を考えるとあまりB電圧を上げるわけにもいかず。 ビーム管接続でしたら、もっとパワーが稼げると思います。 ところで... Bartola Valvesの814三結の記事を見るとビーム電極もスクリーン同様にプレート側に接続しています。 五極菅ならわかりますが、ビーム管でも効くのでしょうか...?? 試してみました。 ![]() Ep=400V Eg1=-23V(Ipを合わせるため3V深くしました) Ip(+Ig2+Beam)=74.21 Ig2+Beam=18.37 rp=1588Ω gm=5498μS μ=8.7V/V おお、思ったより効きますね。やってみないとわからないものです。 ただ、ビーム電極は管内のシールドにも繋がっているみたいなので、プレートと一緒にブンブン振り回す動作が良いかどうかは何とも言えません。 rpが1.6~1.8kΩなので、5~7kΩのトランスが良いでしょうね。 後日、TU-8200R(魔改造品)に、むりやり挿した記事をアップしました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 4, 2023 05:53:16 PM
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