カテゴリ:真空管
フランスSFRのP17Cという真空管をebayで購入し、先日届きました。
さて、このP17C、807互換らしいのですが、どうなのでしょうか... 規格はRadiomuseumのP17Cのページにあるくらいです。 PE06/40Pに近いでしょうか。(それとも同等か..) Radiomuseumに書いてある規格では6.3V1.45Aですが、実測は1.35Aでした。 バルブは細めです。 前にはSFRのロゴと、後ろには空軍か何かのマークが入っています。 プレートの形状は円よりやや楕円気味。 普通の807の六角形っぽいプレートや、英国風な偏平の楕円とも異なります。 ではさっそくetracerで測ってみましょう。 1本目 Ep=280VでEg1=-34Vのとき、 Ip(+Ig2)=53.26mA rp=1046Ω gm=5389μS μ=5.6V/V 2本目 Ep=280VでEg1=-34Vのとき、 Ip(+Ig2)=46.10mA rp=1191Ω gm=5119μS μ=6.1V/V バイアスが深く、rpが低いです。 電気特性は807ではなく、フィリップスのPE06/40P相当であると思われます。 TU-8200Rではバイアスが最大-30Vまでなので、そのまま挿すと80mAほど流れてしまいます。 プレート損失ギリギリです。 TU-8200RとしてはIpが流れすぎ(約80mA)なのですが、とりあえず短時間のみテスト運用してみました。 お、いい音してますよ!! TU-8200Rの次期モデルはバイアスを-45Vくらいまで対応して欲しいですね。 後日談: OS1と似通っていますが、バイアスはOS1のほうがずっと深いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 4, 2023 05:49:44 PM
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