カテゴリ:真空管
また謎球を買ってしまいました。
TUNGSRAMのOX-10/400という真空管です。 TUGSRAMの球は印字が消えやすいです。 もう半分くらい消えています...。 このOX-10/400は、きちんとした資料が見つかりません。 謎球の魅力は何と言っても「資料が殆ど無い」ということでしょう。 そういうものを買って失敗して悔やむのが謎球遊びの楽しみともいえます。 しかし何かしら使い道を見いだして謎球に光明を灯してあげるのもまた謎球遊びのたのしみともいえます。 後日談; 球球コレクションのD404F203さんからの情報で、TC04/10同等との情報を頂きました。 プラス領域まで使う送信管です。 そういえば、売り手は「RE604、AD1、2A3、VT25、300B、VT52同様」みたいな間抜けなことを書いていました。 直熱三極管ということだけは同様ですけどね。「フィーバー真空管」並に笑わせてくれます。 素直にハッキリと 「これは規格がわからない謎球です」 と書けばいいのにね。 まず、プレートの見た目からPp10~12Wと仮定して測定をしてゆきます。 フィラメントは4V1Aらしい。 さて、どうなることやら... 1本目 Ep=500VでEg=-10Vのとき、 Ip=17.22mA rp=9208Ω gm=2517μS μ=23.2V/V 2本目 Ep=500VでEg=-7V(1本目に合わせました)のとき、 Ip=17.07mA rp11706Ω gm=2224μS μ=26.0V/V 2本目は残念ながら、かなりお疲れの様子。 どちらにせよrpが10kΩくらいあり、μが20以上という、なんとも「電圧増幅管」な球です。 一応出力管なのでしょうが...。 東栄の20kΩくらいのトランス、本気で使うなら14kΩ負荷でプラス領域まで思い切り振るのが良いでしょう。 オーディオではあまり実用になりそうにないコレクターズアイテムかもしれません。 でも謎球って、見ていると何故かワクワクしますよね。 謎球最高!! \(^o^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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