カテゴリ:真空管
ヤフオクで6327シングルアンプを落札しました。
6327...今まで聞いたことがない真空管でしたので、謎球好きとしてはウズきますよね。当然。 そんなわけでガツンと入札し、落札しました。 今回落札したアンプの製作者は12A5のアンプと同じ方で、ちょっと珍しい球でアンプを作って音楽を楽しむことをライフワークにしておられる方だそう。 さてこの6327という真空管、何者なのでしょう... 規格に関してはFrankさんの資料室の6327規格表を参照くだ... これヒーター電流が誤記じゃない? 0.8Aではなく1.8Aです。 規格表が書き間違えているとは。 でも、他の真空管でも規格表のミスプリントは結構あります。 この真空管は、規格表に書いて有るとおり、6AR6をパラレルにしたくらいの実力を持っています。 6AR6のヒーター電流は1.2Aですので2.4Aになりそうですが1.8Aに収められています。 Friends of Valves 自作真空管アンプのTung-Sol 6327も是非参考にしてください。 三極管接続とビーム管接続で測定します。 このアンプでは約360Vのプレート電圧と125Vのスクリーングリッド電圧の設定なので、その設定値で測定します。 三極管接続では50mA、ビーム管接続では45mA 【1本目】Lch 6.3V1.76A 三極管接続 Ep=360VでEg1=-61.4Vのとき、 Ip(+Ig2)=49.46mA Ig2=3.69mA rp=1155Ω gm=4021μS μ=4.6V/V ビーム管接続 Ep=360VのEg2=125VでEg1=-15.1Vのとき、 Ip=45.23mA Ig2=0.89mA rp=26949Ω gm=5509μS μ=148.5V/V 【2本目】Lch 6.3V1.87A 三極管接続 Ep=360VでEg1=-54.2Vのとき、 Ip(+Ig2)=50.24mA Ig2=2.45mA rp=1279Ω gm=3940μS μ=5.0V/V ビーム管接続 Ep=360VのEg2=125VでEg1=-12.3Vのとき、 Ip=44.89A Ig2=0.63mA rp=37245Ω gm=5809μS μ=216.4V/V 感度の高い球なので、多少バラツキがあると思います。 直線性もそれほど良いとは言えないかな。前段の6AQ8が直線性が悪い球なので、これで打ち消そうという意図かもしれません。 2日ほど連続運転で聴いていましたが、とても良い音です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 4, 2023 05:41:24 PM
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