カテゴリ:真空管
先日、オークションで落札したアンプが届きました。
5687を使った小出力アンプです。 実は手持ちに5687があるので、アンプを作ろうかどうしようかと悩んでいたんです。 「目の前に完成品があるなら作らないで買ってしまえ!」と横着したわけです。(^_^; 私の環境は能率が93~95dBほどある励磁型30cmフルレンジなので小出力でも十分ですし、 そもそも聴く音楽もガンガン鳴らすタイプの音楽ではありません。(ルネサンス~バロック時代の音楽を静かに聴く) 私はジャズも聴きますので、そういう時はもう少しパワーのあるアンプに入れ替えれば済む事です。 ![]() 回路図と測定結果も付いていました。 ・12AT7の2ユニットのカソードに定電流ダイオードを使った差動増幅 ・カップリングコンデンサを介してあるので前段終段の関係に気を遣わなくていい ・5687の2ユニットのカソードはパスコンなしの抵抗のみ(差動ぎみの動作) ・バイアス調整のVRが内蔵されているので、長期使用や球交換に有効 ・NFBは8.7dB程度 ・DFは5.4程度 ・0.1W時に0.05%程度、1W出力時に1%程度の歪率 ・f特は20~20kHzはフラット(100kHzで4dB落ち) 音質ですが、こじんまりとして少し音像が真ん中の奥に引っ込んでいる印象です。 しかし、籠もっているわけではなく、なんというか「真面目過ぎるくらい端正」という印象。 これはこれで、個性ではないかと思います。 全く不快感の無い音質で、音楽を楽しめます。
Last updated
Jan 4, 2023 12:39:09 PM
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