カテゴリ:真空管
HY69という真空管を紹介します。
CBS-HYTRONの箱に入っています。 規格は、Frankさんの資料室のHY69規格表を参照ください。 気をつければならないのは、HY69は6.3Vではなく6.0Vです。 Plate dissipationがプレート損失にあたるのでしょうか?そうすると30W? 不思議なのはTube collectors associationの書類では6.3Vです。 Plate dissipationが40Wになっています。 謎です。 因みに、アンプの7番8番ピンが接続されたDC点火であれば、807→6L6のアダプターがそのまま使えます。私は2番プラス7番マイナスで6Vを供給しています。(6V管と6.3V管を共有するには電源電圧を低い方に合わせます) etracerで特性を測定しましょう。 とりあえず私は6.0V1.5A、プレート損失は30Wと仮定して測定を進めます。 スクリーン損失は5W程度で仮定しましょう。 測定は三結特性のみです。 外からはよく見えませんがプレートの内側にキャビトラップ(Cavi-trap)という小さな板のようなものがあります。(プレート両側にコの字状の金具を3箇所ずつ6箇所とりつけ、片側6枚(両側合わせて12枚)の板を立てた形になっています。) 二次電子を抑制する役目らしいです。(動作原理はよくわかりませんが) 【1本目】 Ep=280VでEg=-15.2Vのとき、 Ip=59.59mA Isg=3.99mA rp=1952Ω gm=3326μS μ=6.6V/V 【2本目】 Ep=280VでEg=-15.2Vのとき、 Ip=59.75mA Isg=3.97mA rp=1964Ω gm=3327μS μ=6.4V/V なかなか綺麗なIp特性だと思います。 TU-8200R(魔改造品)に取り付けました。 トリタンの輝きが美しいです。 ご注意: 私のTU-8200R(魔改造品)は、ヒーター回路を左右独立したスイッチング電源に変更してあり、マイナス側は8番ピンに接続しています。 あと、電流検出抵抗の数値を変更し40mA程度が流れる様にしてあります。(もう少しながしてやってもいいのですが、他の球も挿すので...) くれぐれも、TU-8200Rそのままでは直熱管を挿すことは出来ませんから気をつけてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 23, 2023 10:28:02 AM
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