カテゴリ:真空管
HYTRONのHY75という真空管を紹介します。
![]() 小ぶりな2本ツノの送信管です。 The Valve MuseumのHY75規格表 フィラメントは6.3Vの2.75Aです。 プレートはグラファイト系の、いかにも送信管な構造。 ![]() 専用アダプタを作成し、etracerで特性を測定します。 ![]() 手持ちは3本ありますので3本とも測ってみましょう。 280Vで30mA流れる点で測定。 1本目 ![]() Ep=280VでEg1=-9.1Vのとき、 Ip=29.95mA rp=4122Ω gm=2153μS μ=8.9V/V 2本目 ![]() Ep=280VでEg1=-9.5Vのとき、 Ip=29.87mA rp=4131Ω gm=2014μS μ=8.3V/V 3本目 ![]() Ep=280VでEg1=-7.7Vのとき、 Ip=29.86mA rp=4267Ω gm=2198μS μ=9.4V/V TU-8200R(魔改造品)に挿すとこんな感じです。 ![]() rpがとても高い球なので、TU-8200Rのトランスを相手にすると、かなり立った(負荷の重い)ロードラインになり、歪みは多くなる傾向ですが、音が出ればOKです。 ご注意: 私のTU-8200R(魔改造品)は、ヒーター回路を左右独立したスイッチング電源に変更してあり、マイナス側は8番ピンに接続しています。 あと、電流検出抵抗の数値を変更し40mA程度が流れる様にしてあります。(もう少しながしてやってもいいのですが、他の球も挿すので...) ![]() くれぐれも、TU-8200Rそのままでは直熱管を挿すことは出来ませんから気をつけてください。
Last updated
Jan 31, 2023 06:08:41 PM
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