カテゴリ:真空管
RAYTHEONの50という真空管を紹介します。
RCAとCunninghamが人気ですが、そこは敢えてそれ以外で...という理由でRAYTHEONを購入。構造も特徴的なので。 RAYTHEON独特のボックスプレートといわれるしっかりした構造です。 見事ですね。 支柱が4本。4ピラーとか言われているやつでしょうか。 この4ピラーで茄子管というのが存在するようですが、簡単に買えるような価格ではないです。 (とてもじゃないですが私には買えません...) ベースの刻印。 ゲッターは四角い板状のものが取り付けられています。 太いフィラメントが魅力。 規格はFrankさんの資料室の50規格表とひま人の館「50と10属」が参考になります。 etracerで測定します。 Ep400Vで50mA流れるところを測定。 なお、Efは7.5Vと7.0Vの2点を測定します。 【1本目】 Ef=7.5V, If=1.25A Ep=400VでEg=-69.0Vのとき、 Ip=50.07mA rp=1620Ω gm=2324μS μ=3.8V/V Ef=7.0V, If=1.20A Ep=400VでEg=-69.0Vのとき、 Ip=48.66mA rp=1696Ω gm=2223μS μ=3.8V/V 【2本目】 Ef=7.5V, If=1.25A Ep=400VでEg=-68.8Vのとき、 Ip=50.20mA rp=1821Ω gm=2034μS μ=3.7V/V Ef=7.0V, If=1.20A Ep=400VでEg=-68.8Vのとき、 Ip=46.82mA rp=1946Ω gm=1893μS μ=3.7V/V 大型の電蓄やラジオに使用された真空管ですが、思ったより直線性も良く綺麗な特性です。 rpは1800~1900Ωありますので、負荷になるトランスは5kΩより7kΩのほうが美音になると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 30, 2023 06:48:30 PM
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