カテゴリ:真空管
6P1P同等管ということで、6AQ5あるいは6005をアダプタを介してTUBE-01Jに挿している人も多いと思います。
前回、6P1Pを測定して、直線性の悪さにチョット残念な気持ちになってしまったのですが、 では、6AQ5や6005Wは、どういう特性なの? ということで、測定をやっていきたいと思います。 規格は真空管規格表データベースの6AQ5規格表を参照してください。 今回はTENの6AQ5と東芝の6AQ5W/6005を測定してゆきます。(他にもTUNGSRAMやNECや日立などありますが、今回は2種のみ紹介します) ![]() 東芝の6AQ5W/6005は、東芝製造なのでしょうか? GEの6005に似ていますよね...。 因みに6AQ5は6P1Pよりプレートもガラス管自体も小柄なので、プレート損失12Wといえども注意が必要かなという印象です。 ![]() 6AQ5W/6005に至ってはプレートの縦方向が短い(小さい?)印象です。 では、etracerで特性を測定しましょう。 【TEN 6AQ5】 五結特性 ![]() 三結特性 ![]() 【東芝 6AQ5W/6005】 ![]() ![]() 先日紹介した6P1Pより、僅かながら直線性は良さそうです。 非直線性の歪みは「ガギガギバリバリ」というような頭打ち底打ちのような歪みではないので、それほど耳障りでは無いと思います。 少し形が悪いくらいが味が合って良いです。 6AQ5は肩が張ってる感じで、低いB電圧でも出力を稼げそう。 この100V以下が随分違う印象。構造の違いでしょうか...。 6AQ5や6005は物凄く良い球とは云えませんが、手頃な価格と程々の出力が魅力の真空管だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2023 08:37:52 PM
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