カテゴリ:真空管
RCAの5556という真空管を紹介します。
この球は1972年39週と49週製造なので、新しいです。 保守用か何かで製造されたものかと...。 てっぺんは複雑な構造です。 フィラメントは1点吊りのΛ型。 72年製造なのに、1点吊りのトリタンフィラメントとは...。 この5556はPJ8という真空管の互換球でもあります。 規格についてはThe Valve Museumの「5556」規格とFrankさんの資料室の「PJ8規格表」を参照ください。 etracerで特性を測定しましょう。 Epを350VかけてIpが20mA流れるところで測定します。 規格表に350Vの9mAで0.6Wと書かれていますが、Ipが寝込むところに来ますのIpがで低すぎると思います。 【1本目】1972年39週 Ef=4.5V, If=1.01A Eg=-19.9Vのとき Ip=20.07mA rp=5842Ω gm=1489μS μ=8.7V/V 【2本目】1972年49週 Ef=4.5V, If=0.99A Eg=-19.2Vのとき、 Ip=20.00mA rp=5919Ω gm=1484μS μ=8.8V/V マイナス領域で使うなら0.3W程度です 16~20kΩの負荷が最適なので、20kΩなら東栄変成器のOPT-3Sなど小さなものしかないです。 もう少しプレート損失に余裕があれば..。 フィラメントが前回紹介した205D/nや205D-Lと同じUXソケットの4.5V管なのですが、205Dアンプに挿すと明らかにプレート損失オーバーとなりますので、残念ながら挿せません。 出力が小さい球ですから、14kΩ~20kΩの小さいトランスでこぢんまりとしたアンプに仕上げるのが良いのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 15, 2023 06:10:29 PM
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