カテゴリ:真空管
以前、「RS282という真空管」の写真で、プレートの内側にあるグリッドが接続されている写真です。
![]() これ、四極管を三極管接続しているのです。 あと、「LMTの3033A、STCの4033X、STCの4033Lという真空管」で紹介している4033Lや、「R120という真空管」は、四極菅を内部で三極管接続している構造です。 戦後頃の真空管にもよくあり、新型のDA30やPX25A(プレートが平たくないボックスプレートになっている)は、四極管を内部で三結にしたものだそう。私は持ってないのでわかりませんが、お持ちの方は確かめてみてください。 そのような内部接続の根拠については、 真空管のコアな世界の 「三極管と五極菅の路地裏ばなし」 で詳しく紹介されています。 性能向上や耐電圧などを考え、このような構造になったのですね..。 「純三極管でないと三極管とは言えない」「多極管の三結で純三極管の音は出ない」という考え方をしてしまいますと、「それを新型DA30に対して言えますか?」ということになります。 EL3Nなども三結にすれば三極管の綺麗なIPカーブになります。 そのままの多極管接続もきちんと設計すれば良い音がでますし、そうやって愛用されている方も多数居られます。 つまり「みんな違ってみんないい」のです。 「みんな違ってみんないい」からこそ真空管オーディオの世界は広くそして深いのだと私は思っています。
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