カテゴリ:真空管
MARCONIのDET10という真空管を紹介します。
DET10とプリント。 黒いコーティングがされたプレート。 フィラメントは1点吊り。 トリタン6V1Aの輝き。 etracerで特性を測定しましょう。 550Vで15mA流れるところで見ます。 【1本目】 Ep=550V Eg=-10.3V Ip=15.02mA rp=13533Ω gm=1415μS μ=19.1V/V 【2本目】 Ep=550V Eg=-13.9V Ip=15.01mA rp=11746Ω gm=1590μS μ=18.7V/V 2本の特性はバラついています。古典管なので、まともに通電動作するだけで奇跡です。 1本目はエミッションが低目ですが、Ipカーブはタレていませんので合格。 特性は...rpが猛烈に高いです。Epが低いと出力が全く取れません。 Ep=550V、Eg=-10.3V、Ip=15mAで20kΩ(ロードラインは立て気味)のトランスを使って0.5~0.6Wです。 規格ギリギリの高圧でないと出力がとれないので、これは「気難しい真空管」のカテゴリに入るかな...。 宰府の梅田より「DET10シングルアンプ検討(1)」で紹介されるようにパラシングル動作にするのは実用重視で良いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 15, 2023 09:28:35 PM
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