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カテゴリ:真空管
STCのCV243(4045A)という真空管を紹介します。
CV243と印字されています。 WJとWKはロット番号でしょうか...。 フィラメントはきしめんのような幅広形状で、独特な張り方です。 少しでも熱電子を有効に出そうという発想でしょうか...。 トップ側はこのようなマイカの形状。 ちょっと見かけない感じですね。 規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「CV243」規格表または、The Valve Museum「4A/137B(4045A)」規格表が参考になります。 The Valve Museum「4045A」によると、「UK General Post Officeで使用されたと」記されています。 そして、「2本のワイヤーグリッドは同じピッチのように見える。スクリーングリッドとしてではなくミキサーとして設計された可能性がある。」とも記されています。 規格表にはCoplaner-Gridと書いてありますので、それを裏付けするようなコメントです。 G2電圧で結構特性が変わりそうな予感がします。三結は無理そうですね。 etracerで特性を測定しましょう。 プレート損失のラインは12Wとしました。(推奨動作が180Vで40mAなので、これくらいかなと) まずは四局菅接続で取り敢えずスクリーングリッドは低目の50V... 【1本目】 Ef=5.0V, If=1.64A Ep=180V Eg2=50V Eg1=-41.7V Ip=39.90mA Ig2=0.48mA rp=3335Ω gm=1761μS μ=5.9V/V 【2本目】 Ef=5.0V, If=1.62A Ep=180V Eg2=50V Eg1=-37.9V Ip=40.02mA Ig2=0.47mA rp=3371Ω gm=1849μS μ=6.2V/V うわ、g2の「俺が俺が」感が強いですね。スクリーングリッド電圧が僅か50Vでこのプレート電流です。 そしてバイアスが深い。 でも特性は2本とも良く揃っていて優秀です 三結は.... やめておきます。 G2が効き過ぎて、低電圧域で電流が大きくなります。 まぁよほど50Vくらいで運用するならいいのでしょうが現実的ではありません。 180V 50V -41.7V 40mA 3.5kΩ負荷で約1.6W、5kΩ負荷で約1.4Wです。 十分過ぎるほど出力がとれますね。 G2の主張が強いですが、今回の電圧設定になる回路にすれば比較的使いやすい球ともいえます。 残念ながら似たような球は市場に殆ど無いので、何かのアンプに挿して使うようなことは出来ないです。(専用アンプにせざるをえない) もしこの球をお持ちの方がおられましたら、このあたりの設定でやってみると宜しいかと思います。 わざわざ買う代物ではありません。(STCなら何でもいいという人なら止めませんが) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 31, 2024 06:58:19 PM
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