カテゴリ:真空管
2T23Pという真空管を紹介します。
![]() こちらも先日の2T12P同様に、勢いで買ってしまった物です。 富士通の印字。 ![]() この時代はTENではなく富士通なんですね。 保守用として製造されたものではないかと思われます。 先日の2T12P同様に、プレートの中にカソードとグリッドが2組ある構造です。 ![]() 効率を重視したものでしょうか。 ![]() 検査シートが付いていました。 ![]() この56は1956年ではなく昭和56年(1981年)と思われます。 規格はFrankさんの資料室の「富士通電子管規格一覧表」が参考になります。 ピンアサインはこちら。 ![]() 先日の2T12Pより大きめです。 太いカソードがオレンジ色になる、とても見栄えがします。 ![]() etracerで特性を測定しましょう。 【1本目】 Eh=10.0V, Ih=2.34A ![]() Ep=480V Eg=-7.2V Ip=50.14mA rp=3760Ω gm=8390μS μ31.5/V ![]() Eh=9.0V, Ih=2.23A ![]() Ep=480V Eg=-6.9V Ip=50.13mA rp=3795Ω gm=8193μS μ31.1V/V 【2本目】 Eh=10.0V, Ih=2.31A ![]() Ep=480V Eg=-5.9V Ip=50.19mA rp=3953Ω gm=8463μS μ33.5/V ![]() Eh=9.0V, Ih=2.19A ![]() Ep=480V Eg=-6.0V Ip=50.17mA rp=3910Ω gm=8527μS μ33.3V/V Ep480V,Eg-8.2V,Ip40mAに10kΩの負荷で1.76W程度。 Ep380V,Eg-2.6V,Ip60mAに5~7kΩの負荷でプラスまで目一杯振るほうが有効に使えそうです。(最大20mAほどグリッド電流が流れます) とにかく太いカソードが魅力的な球です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 14, 2025 08:08:40 PM
コメント(0) | コメントを書く
[真空管] カテゴリの最新記事
|
|