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カテゴリ:真空管
DARIOのTD24という真空管を紹介します。
DARIOはフランスRadiotechnique社のブランド名です。 PHILIPSは1931年にRadiotechnique社を買収したとのことですから、造り的にはPHILIPS系のはずです。 オークションでの売主の説明では造りはAD1だが特性はPX4とのこと。 ただ、良く見るとPHILIPSのAD1とは異なる造りです。 PHILIPSのAD1は四極管を内部で三極管接続していますが、この球は純粋な三極管です。 そして、電極上部を見ると謎板(笑)が付いています。 下部も謎板(笑)が付いていますね。 これはPP3/250でも見られる板です。 グリッドとの静電容量のバランスをとるためなのかもしれません。(放熱にも寄与するとは思いますが) 規格は、Radio Valve Data: 1926-1946を見た感じでは類似しているものの、gmやrpが異なるようす。 さっそくetracerで特性を測定しましょう。 【1本目】 Ef=4.0V, If=0.92A Ep=250V Eg=28.1V Ip=37.87mA rp=1413Ω gm=4044μS μ=5.7V/V Ef=3.8V, If=0.87A Ep=250V Eg=27.8V Ip=37.37mA rp=1492Ω gm=3896μS μ=5.8V/V 【2本目】 Ef=4.0V, If=0.92A Ep=250V Eg=29.3V Ip=37.79mA rp=1260Ω gm=4537μS μ=5.7V/V Ef=3.8V, If=0.88A Ep=250V Eg=29.1V Ip=37.91mA rp=1285Ω gm=4496μS μ=5.8V/V 綺麗なカーブです。 直線性もよいですし、英国製PX4のような高圧カットオフ側の浮きもありません。さすがPHILIPSと言いたくなる電気特性です。 PX4としてはrpが高い印象ですね。3.5kΩではなく5kΩが最適負荷のように感じます。 rpだけで語るならPP3/250が近い気もします。 型番からも測定結果からも「鬼っ子」な真空管ですが、 みんなちがって、みんないい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 19, 2025 09:03:59 PM
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