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カテゴリ:真空管
TaylorのHD211Cという真空管を紹介します。
211というだけに211系でしょうかね。 バルブが物凄く大きいので電極が小さく感じますね。 頑強な造りですね。 製造はRCAかGEでしょうか。 フィラメントは2点吊り。 Taylor Tube CUSTOM BUILT HD211C Made in United states of America 箱はTaylor定番の箱です。 HD211Cの印字。 ワランティと思わしき紙。 箱の住所が異なっていますね。 現在はWABANSIA通りという名前は存在しません。西WABANSIA通りは有ります。 HD211Cの規格はTaylorの規格表が参考になります。 Ef=10V, If=4A rp=3000Ω gm=4300μS μ=12V/V Pd=150W Gd=7.5W 211が旧型75W新型100Wに対する150Wですから、FEDERALのF123Aに近いのかなという印象です。 オーディオ用A級で使うのはどうせ30~70Wのプレート損失内で完結する回路を組むので、あまり気にならないかな。 そもそも、それだけ出力を得るには巨大が出力トランスが必要となります。 家庭で静かに音楽を聴くにはそこまでは必要無いかな。 etracerで特性を測定しましょう。 フィラメント電圧を10Vと9V、700Vで86mAになるところで比較してみます。 【1本目】 Ef=10.0V, If=3.26A Ep=700V Eg=-42.4V Ip=86.42mA rp=2495Ω gm=4286μS μ=10.7V/V Ef=9.0V, If=3.03A Ep=700V Eg=-41.0V Ip=86.39mA rp=2556Ω gm=4174μS μ=10.7V/V 【2本目】 Ef=10.0V, If=3.48A Ep=700V Eg=-42.7V Ip=86.30mA rp=2473Ω gm=4295μS μ=10.6V/V Ef=9.0V, If=3.25A Ep=700V Eg=-41.3V Ip=86.30mA rp=2535Ω gm=4214μS μ=10.7V/V フィラメント電流は10V時に4Aではなく3.3Aくらいですね。ここをどう解釈するか。 フィラメント電圧は9Vでも十分なエミッションが得られることがわかりました。定電圧低電流域を使い数W程度の出力を目的としたオーディオ用途では十分でしょう。 フィラメント電圧を低めると良くない説がありますが、真空管のコアな世界「トリエーテッドタングステンフィラメントの実態」によると、実用的な時間では殆ど劣化しないということです。極端に電圧を下げ色温度を下げるなど、極端な使い方でない場合でない限りは使える印象です。 若干ですが、211よりrpが低くgmが高い印象です。 グリッド電圧-5V~0Vの間が狭いのが気になりますが、実動作にて0V付近まで振らないのあれで気にならないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 29, 2025 08:06:22 PM
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