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カテゴリ:真空管
4304CBという真空管を紹介します。
左側が自分で買ったSTC。右側が知人から譲り受けたITTです。 不思議な魅力を持つフォルムです。 3方向へ伸びる放熱フィンがあり、送信管らしい佇まいです。 印字。STCとITTです。 製造時期というより、保守用保管品が社名変更により印字を打ち直しているようにも感じます。 ITTの頃(1960年代~)に4304CB製造していたとは思えないのですが、どうなんでしょうね...。 半分のフィラメント電圧で撮影しました。フィラメントは螺旋ですね。 この形を保てるのが不思議です。 型番が色々あるようで、The Valve Museum「4304CB」規格によると、 8019 BW11 CV315 CV1062 CV1252 CV1288 CV1619 DET12 NT58 TSW50/A TY1-50 VT62などの型番もあるそうですね。 規格によると7.5V3.25Aのフィラメントで1000V掛けられプレート損失も50Wあるようです。 ただしそれはC級やB級動作であって、オーディオのA級動作ではそうもいきません。 30~35Wと考えたほうがよさそうです。 etracerで特性を測定しましょう。 プレート損失のラインを30Wにしました。 450Vの55mAですから25Wくらいでしょうか..。 【1本目】STC Ep=450V Eg=-5.5V Ip=54.94mA rp=4327Ω gm=2629μS μ=11.3V/V 【2本目】STC Ep=450V Eg=-4.7V Ip=54.94mA rp=4429Ω gm=2627μS μ=11.6V/V 【3本目】ITT Ep=450V Eg=-7.0V Ip=54.99mA rp=4164Ω gm=2756μS μ=11.5V/V 【4本目】ITT Ef=7.5V, If=3.08A Ep=450V Eg=-6.2V Ip=54.93mA rp=4251Ω gm=2488μS μ=10.6V/V やはりグリッドがマイナス領域だけですと能力が発揮できない印象です。 因みに450V55mAで7kΩ負荷と500V50mAで10kΩ負荷のときのグラフです。 高圧部品を使いたくないならこれくらいでいいのかなと。 7kΩのトランスなら入手しやすいので、低い電圧での運用も悪くないかもしれません。 もちろん、rpの3倍のセオリーから外れますし低電圧大電流動作は動作的に好ましくないような話も聞きます。また、佐久間駿氏も「高圧のほうが繊細で良い音がする」と仰っていました。 どちらにせよrpの高い真空管ですからNFBは大前提だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 12, 2026 07:55:06 PM
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