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カテゴリ:真空管
38という真空管を紹介します。
左から、HYTRONの38、TUNG-SOLの38、RAYTHEONの238(4ピラー、メッシュプレート)です。 38は小型の五極菅で、規格は、Frankさんの資料室「RCA 38」規格表が参考になります。 ヒーターは6.3V0.3A。 最大損失は規格表から計算してプレート損失は5.5W、スクリーングリッドが0.95W。 小音量で楽しむ感じになりますね。 6G6Gの倍のプレート損失がありますが、それでも5.5Wです。 HYTRONの電極。 TUNG-SOLの電極。 RAYTHEONの電極。 etracerで特性を測定しましょう。 プレート損失のラインは5.5Wにしてあります。 【HYTRONの1本目】 Eh=6.3V, Ih=0.30A 三極管接続 Ep=230V Eg1=-28.2V Ip+Ig2=20.00mA Ig2=3.11mA rp=3662Ω gm=1265μS μ=4.6V/V 10kΩ負荷で0.45W程度 五極管接続 Ep=230V Eg2=200V Eg1=19.4V Ip=20.06mA Ig2=3.59mA rp=107661Ω gm=1285S μ=138.4V/V 10kΩ負荷で1W程度 【HYTRONの2本目】 Eh=6.3V, Ih=0.30A 三極管接続 Ep=230V Eg1=-24.9V Ip+Ig2=19.98mA Ig2=2.67mA rp=4008Ω gm=1212μS μ=4.9V/V 五極管接続 Ep=230V Eg2=200V Eg1=15.3V Ip=20.02mA Ig2=3.52mA rp=99142Ω gm=1299μS μ=128.8V/V 【TUNG-SOLの1本目】 Eh=6.3V, Ih=0.31A 三極管接続 Ep=230V Eg1=-25.7V Ip+Ig2=20.06mA Ig2=1.71mA rp=3635Ω gm=1398μS μ=5.1V/V 五極管接続 Ep=230V Eg2=200V Eg1=19.0V Ip=19.96mA Ig2=1.80mA rp=115387Ω gm=1406μS μ=162.2V/V 【TUNG-SOLの2本目】 Eh=6.3V, Ih=0.31A 三極管接続 Ep=230V Eg1=-25.7V Ip+Ig2=20.06mA Ig2=1.71mA rp=3635Ω gm=1398μS μ=5.1V/V 五極管接続 Ep=230V Eg2=200V Eg1=19.0V Ip=19.96mA Ig2=1.80mA rp=115387Ω gm=1406μS μ=162.2V/V すみません、1本目と2本目どちらかしか数値をとっていませんでした。 しかしTUNG-SOLはバラツキが少なめです。 【RAYTHEONの1本目】 Eh=6.3V, Ih=0.28A 三極管接続 Ep=230V Eg1=-26.6V Ip+Ig2=20.07mA Ig2=6.78mA rp=3912Ω gm=1274μS μ=5.0V/V 五極管接続 Ep=230V Eg2=200V Eg1=15.9V Ip=19.96mA Ig2=7.48mA rp=34453Ω gm=1259μS μ=43.4V/V カーブに段付きが出ています。どういう要因でそうなるのかは不明です。 古い設計の五極菅でたまに見受けられる特性です。 【RAYTHEONの2本目】 Eh=6.3V, Ih=0.28A 三極管接続 Ep=230V Eg1=-26.1V Ip+Ig2=20.00mA Ig2=4.85mA rp=3967Ω gm=1221μS μ=4.8V/V 五極管接続 Ep=230V Eg2=200V Eg1=16.1V Ip=20.01mA Ig2=5.30mA rp=42954Ω gm=1138μS μ=48.9V/V 一通り測定しましたが、メーカーによって性格が異なる印象です。 面白いですね。 RAYTHEONの238は五極菅接続時の特性がとても悪いですが三極管接続で何とか実用的になります。 etracerの良さはIpカーブの特性を詳しく測定できることですが「見なければ良かった」情報まで入ってきます。 RAYTHEONの238を先日購入した中古のアンプに繋げてみました。 片方の球は蛍光が出ています。 このクラスの出力管は設計も古く出力も小さいのですが、なんというか味わいがありますね。 音楽ジャンルによっては「これくらいで十分」と思えるときもあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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