日本のハーブ
ハーブというとついつい西洋のものを思い浮かべがちですが…日本にも優れたハーブがあるのを忘れないでくださいね青じそ(大葉)シソ科 シソ属栄養価ベータカロチン、カリウム、カルシウム、鉄分効能アトピー性皮膚炎、花粉症、脳卒中、心臓病、抗酸化作用、がんの予防豆知識食材として青紫蘇は、和食を引き立てる香味野菜として様々な料理に広く使用されています。紫蘇特有の香りの元は、ペリルアルデヒドという成分で、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させるほか、健胃作用もあるといわれています。さらにペリルアルデヒドは、強い防腐作用を持ち、食中毒の予防にも役立ちます。これがお寿司や刺身など、日本料理に特有の「生食」の習慣にマッチしているんです。紫蘇の栄養成分では、体内でビタミンAに変わるβ(ベータ)-カロチンの含有量が多く、野菜の中でもトップクラスです。 β-カロチンには、活性酸素の生成を防ぐ抗酸化作用があり、がんの予防に効果があるとされます。また紫蘇には、骨や歯を丈夫にするカルシウム、貧血を防ぐ鉄、ナトリウム(塩分)を排出し高血圧・むくみを予防するカリウム、便通を促す食物繊維、ビタミンB1・B2・Cなども多く含まれています。さらに、近年シソ科植物の種子から抽出したシソ油が注目されています。シソ油に豊富に含まれる不飽和脂肪酸『α(アルファ)-リノレン酸』は、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変化し、血栓を防ぎ、血液の流れをサラサラにする働きがあります。脳卒中、心臓病などの成人病の予防に効果。また、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患の症状を軽減する効果もあると言われています。…「野菜辞典」より…