カテゴリ:日記
さて、予告通り「フレスコについて」の第2弾。
フレスコには独特な彫りが施されている事は昨日も書きました。で、今日は彫りについて。 パイプで煙草を吸う人の内、結構多くの方がフレスコの存在を知っておられると思います。でもどうやら好む人と好まない人がハッキリ分かれる様ですね。多分その原因の一つに、この彫りの文様があるのではないでしょうか。 ある人は「美しい」と言い、またある人は「グロい」と言います。私は前者の口です。 最初は苦手と言うか、「自分では買わないパイプ」に分類していました。私は道具を選ぶ時、常にシンプルな物を選ぶ様にしているので、複雑な文様の入ったフレスコは選択肢に入らなかったのです。でも碓井氏の記事の中に「ペケを2000円位で売って口に糊している…」と言う様な内容の記事が在ったので、「ペケなら買えるかもしれんなぁ。ちょっと試してみたろ」とばかりに「ペケを売って下さい」とメールしたのです。数回のメールのやり取りの後、ペケを手に入れました。「シャンクに大きな崩れがあるから、金を貰うのは可哀想や。今回は金は要らん」との事で、内心「やった!!」と思った事を告白しなければいけません(^^; それが去年の夏。 フレスコを手に取って見た時に受けた印象は、パソコンで見ていた時に感じた物とは違いました。 フレスコの彫りをどの様に言い表せば良いのか…。 初めて対面した時の私の印象は「木ぃやなぁ…」でした。 「なんじゃそりゃ?」と思われるかもしれませんが、正直な感想なんです。なんと言うか…、木なんです(^^; 他のパイプはある意味で「木目によって木である事を主張している」という側面も持っている様に思います。が、このフレスコは彫りと手触りによって、それが木である事を主張している様に思います。 また、例えば「犬をイメージして彫ったパイプ」なんてのを見た事が在ります。何かをイメージして作られた物というのはチョコチョコ在りますよね。それは「木に何かの形を写した物」だと言って良いと思います。が、フレスコは「木を彫って木の形にした」という感じです。分かりにくい。自分で書いていて分かりにくい…。 多分正確には「木の根の形」なんでしょうけど、此処では敢えて「木の形」と言わせて頂きます。 若し機会が有るならば、一度直接ご覧になってみるのが良いと思います。パソコンの画面だとチョイと分かりにくいんですよね…。 この間、都内某所でフレスコを幾つか見ました。実はその時、見てみたいフレスコがあったんです。それはスワンを彫った物でした。理由は色々有ったんですけど、その最大の理由は「ボウルトップの彫りを見てみたい」という事だったのです。ネット上に在る写真で、何となくは見ていたのですが、どうしても直接見て見たかった。 何でボウルトップを見たかったのか。変態チックなんですけど、あの彫りに色気を感じたんです。 とにかく彫り。何かの序での時にでも見て下さい。ちょっと印象が変わると思いますよ。 えーと、なんか中途半端な気もしないでもないのですが、今日は此処までにさせて下さい。眠いので…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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