2005/08/08(月)21:15
都会のセミの悲哀
夏の朝、三島駅の駅を外に出ると、気がつくことがある。
セミの声がものすごい。
緑も多く、セミの数も多いせいか、
何百、何千と鳴き声が重なり、セミのオーケストラのようだ。
その声も力強い。響いてくる。
土曜日、自分の住んでいる(大田区)マンションの植木にもセミがいた。
すぐに手の届くところだ。
都会のセミは、数が少なくて単独で鳴くせいか、
車や周り騒音にも負け気味で、弱々しく感じる。
こんなコンクリートばかりで、土の地面がないのにどこから出てきたのだろうと思いつつ、
いたずらで、ちょっと触ってみた。
案の定、ジィーと小さく鳴いて、飛び立った・・・が、
ブーメランのようにまたものと植木に戻ってきた。
辺りを見回すと、近くに逃げる他の木がないようだ。
人間がすぐわきにいるのに、
しかたなく元の木に戻るしかなかったのか!?
くーっ、涙が・・そっとしといてあげよう。