カテゴリ:2007年~リアルライフ
Suca*Suca iMonolith
------------------------------------------------ ■ 宇宙失格 ~ 空のもう半分 / 池田モノリス ■ #0049 センチメンタル通り ■2007(H19)年 ■59歳 ♪あの雲はなぜ私を待ってるの だっけ? 僕はハイジと一緒に 早稲田祭の人混み銀河と 踊り場の時空のうずまきをすり抜けて 循環バスで高田馬場駅へ向かいます。 ごく一部に好評の、早稲田シリーズ第3弾です。 ♪あなたはもうボケたのかしら ♪赤いマフラー手拭いにして 歌詞が良く思い出せません。 高田馬場駅西口の真ん前、 さかえ通りを入ってまっすぐ 居酒屋「清瀧」の先のゲームセンターの手前の角を 右に曲がり20mほど行くと 「しみずがわばし」があります。 この下を流れるのが、神田川。 この橋を渡って西武新宿線の踏切を越えると 目の前にやたらに大きい公団住宅がそびえています。 ♪6畳2間の2LDK ♪窓の外にはセーヌ川 今から20年ほど前、38歳から6年半ほど この建物の4階に(個人からの賃貸契約のかたちで) 暮らしていました。 それ以前に、ここから電車で10分ほど 西武新宿線の野方の4畳半に 10代の終わりから20年近く!住んでいたので 野方~高田馬場~早稲田あたりは 自分にとって故郷の野原みたいなものです。 思えば、ぐすん、いろいろなことがありました。 日払いバイトを止めてフリーライターになって 結婚して 徹夜の連続で死ぬほど働いて 毎晩歌舞伎町で飲み明かして 西武新宿線の始発で家に帰って 無茶苦茶な生活で不整脈の発作で入院して バブル崩壊で仕事が激減して たまたまギャンブルで大儲けして 何ヶ月か後楽園場外に通って それで、お米とかビールとか買ったり 英会話講師のトム・バーンズ君と 「カンダ・リバー・バンド」を結成したり 人生は・・やっぱり 夢か、幻かもしれませんね。 あ、今日は思いっ切りジメ~っ!といきますので どうかよろしくお願いします。 この通りを歩いていると 20年前の自分と何度もすれ違って やぁ!とあいさつするのですが 向こうの自分は未来が見えないのか 今の僕に気づきません。 ちょっと切ない すれちがいの夕暮れ時。 あ、そうだ。ずっと昔、 街であまりに自分にそっくりな人間を見かけたので すごくびっくりしてそばまで確かめに行ったら それは、ショーウィンドウに映った自分の姿でした。 その時は、何故か腰が抜けて しばらく動けませんでした。 (これは実話です) それ以前にも本当は 2度ほど白昼に突然宙に浮いた体験があるのですが (これも、実話なんですが・・) この自分との出会いは、それよりも もっと衝撃的なリアル体験でした。 もしかしたら、自分のまわりの世界は 本当は全部鏡で出来ているのかもしれない と思いました。 それ以来、鏡の向こうには一体 何があるのか気になって仕方がありません。 あ、マスター、 熱燗でもう一本お願いします。 ハイジとパトラッシュには ウーロン茶ね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月30日 03時20分16秒
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