読書:感染
土曜日の午後は『感染』 仙川環:著を読んでいました~。賞を取っただけあって、面白かったです。題名から『リング』系のホラーかとドキドキしていたのですが、医療系ミステリー。(バルディッシュさん風ジャンル分け)著者は医学ジャーナリストということでそのことを細かく書くことは可能だったと思うけど、小説ってことで簡潔に、でも、読んだ私が「チョット賢くなったかしら?」と思う程度に上手に書いてある。このまえの『レックスムンディ』が専門について、微に入り細に入りすぎで疲れたので、特にそう感じたかも。まあ、私はそれよりもヒロインの中沢葉月の女心に「分かる、分かる~。」と同調したり事件のからくりの方に目が行った。まあ、ミステリーだからそうじゃないとね(^^;話中で起こる、医療のコトについてはフィクションなんだけど、「実際に起こっているかも知れない。」と思わせるようなことでそこら辺がこの作者の手腕なのかな。それにしても、娯楽の読書って楽しいなぁ~。本当はもっと読まないといけないものがあるにも関わらずつい逃避してしまうのであった。