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テーマ:時事問題評論(3137)
カテゴリ:時事問題
《藤村修官房長官が地元の大阪吹田市で、北朝鮮が発射予告している長距離弾道ミサイルについて、「さっさと月曜日(10日)に上げてくれるといいんですけど」と発言した》(12月9日付産經新聞主張)
これは自らの選挙区に戻っての選挙活動の合間に記者の質問に応えたものであって、多少気の緩みもあったであろうから、確かに発言自体はとんでもないのだとしても、この発言だけであたかも鬼の首でもとったかのように騒ぎ立てるのもいかがなものかとも思われる。が、藤村氏が内閣のまとめ役たる官房長官の器ではないことだけは確かであろう。 《藤村氏は4日の衆院選公示後、7日に初めて地元入りした。問題発言は、再び選挙中に地元入りするかとの記者団の質問に答えたもので、藤村氏は「北のミサイル次第だ。(地元に)入りたいに決まっている」とも語った。 藤村氏は選挙中は官邸で留守を預かるが、7日は野田首相の遊説が東京都内だったので地元入りを決めたという》(同) 問題は藤村氏の覚悟のなさだ。官房長官である以上、自らの選挙における当落といった些事(さじ)にかまけることなく日本に身を投じるのが責務ではないか。それが嫌なら端から官房長官になどならなければよいのである。 「最後はやはり自分が可愛い」などという覚悟なき政治家たちがどうして国の中枢に居座ることになったのか、それが政権交代の結末であったのだとすれば、悲しいことである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.10 01:58:27
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