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カテゴリ:時事問題
《自民党の河村建夫元官房長官は22日、秘書への暴力行為などが報じられた豊田真由子衆院議員(埼玉4区)について「かわいそうだ。男性の衆院議員なら、あんなのはいっぱいいる。気持ちは分かる」と述べ、擁護した。官邸で記者団に述べた。暴力行為を容認するかのような発言として批判を浴びる可能性がある》(産経ニュース2017.6.22 20:52)
<気持ちは分かる>という河村氏の気持ちも分からないでもない。が、果たしてこのタイミングでこのようなことを口にしてよいものか。謝るべきは謝る、それが真摯な対応というものだ。それを<男性の衆院議員なら、あんなのはいっぱいいる>などと擁護するのは問題の火に油を注ぐようなものである。 《河村氏は、豊田氏の政策秘書だった男性が暴力行為を受けた場面の音声を録音していたとされることについて問題視。「録音して(週刊誌に)持ち込むなんてあり得ない。いくらパワハラがあったとしても、選挙をやる者なら怒る」と語った》(同) これはその通りであろうと思われる。議員にとって政策秘書は最も近しくて信頼を置く「身内」である。その「身内」であるからあのような発言となったとも考えられる。 パワハラの一部始終を録音して週刊誌に持ち込むなどというのは政策秘書のやることではない。勿論、私はパワハラを容認しているわけではない。が、今回の場合、問題の端緒は政策秘書自身の失策にあり、これを聞いた議員がパワハラ行為に及ぶであろうことを予測して録音の準備をするなどというのは余りにも段取りが良すぎやしないか。つまり、わざととんでもないミスをして週刊誌ネタを作った可能性すら否定できないということである。 話は変わって、 《6月24日、新潟で開かれた麻生派議員の会合で講演した麻生副総理。発言を報じた共同通信によると、豊田議員について、「学歴だけ見たら一点の非もつけようのないほど立派だったけど。あれ女性ですよ女性」と述べたという》(BuzzFeed Japan:6/25(日) 13:58配信) 当然クレームの嵐である。 《フェミニズムを専門とする東京大学の清水晶子准教授はツイッターで「ありえない性差別発言」と指摘。 国際政治学者の三浦瑠麗氏は「変な候補者を選んでおいて、女性一般の問題にするのは勘弁してほしい」。自民党に「カウンセリング室が必要」との痛烈な批判を繰り広げた。 著述家の菅野完さんは「セクハラ発言でしかなくて、ど真ん中の失言」と述べた》(同) 私は麻生氏の発言はごく一般的なものだと思う。勿論、時代の先端を行く先生方には気に入らないであろうが、女性はもっとおしとやかであるべきだというのは日本人の多くが共有する感情であろうと思われる。 勿論、このような発言をすれば叩かれるであろうことは分かり切ったことであるという点で麻生氏は軽率であったことは否めない。が、豊田女史を「じゃじゃ馬」のように思った人は多かったのではなかったか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私は、日常生活のレベルで「女性らしさ」を意識することは問題視しませんが、職場で「女性はもっとおとなしくすべき」などというのは百害あって一利なしだと思います。
実際、日本人のどれだけの人が、職場で「女性はもっとおとなしくすべき」などと言うのでしょうか。ほとんどいないと思います。 今回に限らず麻生氏は、自宅での会話のような発言が多いと思います。大失言とまでは思いませんが、もう少し分別のある発言をしてほしいと私は思っています。 さて、今回の件で豊田真由子議員が責任を持つべきだということは大前提ですが、その一方で、タイミングに関しては違和感を拭えないと私も感じます。何か裏事情があった可能性も否定できないと思います。 また今回の騒動は、ワイドショーなどで面白可笑しく取り上げられているわけですが、たとえ悪いことをした人が相手であっても虐め過ぎるのは好きではありません。これから訴訟沙汰にもなりそうですし、豊田議員は十分に社会的制裁を受けているわけです。あとは当事者に任せ、外部は騒がないほうが良いと思います。 (2017.06.26 23:48:09)
職場で「女性はもっとおとなしくすべき」と言うべきではないというのは、本音と建前を使い分けるということではありません。
「女性はもっとおとなしくすべき」などという概念は、職務を遂行する上では全く役に立たない。仕事の足を引っ張るだけだと思います。 やるべきことをちゃんとやるのが仕事の全てです。それは優しくもあり厳しくもある世界だと思います。 (2017.06.26 23:57:06)
豊田女史が衆院議員という公的存在ではなく一女性というのであれば、麻生氏のような感想を持つのは自然でしょうが、国会議員に男も女もないというのはatariさんのご指摘の通りであろうと思います。
麻生氏は不思議な人で、国会議員としては軽率なことをしばしば口にされていますが、それが逆に人間味を醸し出しているようにも思います。 勿論、私は麻生発言を擁護する気は毛頭ありませんが、かといって、男女平等論的に批判する気もありません。 週刊誌ネタにはあまり近づかないのが賢明ですね。 (2017.07.01 14:19:12) |