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テーマ:時事問題評論(3069)
カテゴリ:時事問題
《漫画家の小林よしのり氏(64)が15日、大阪府内で、立憲民主党・辻元清美氏(57)と「歴史的和解」となる街頭演説を行った。かつてテレビ番組などで意見対立した2人は、互いに「憎たらしい」「大嫌い」だったことを明かしたが、反安倍政権で共闘。小林氏は安倍政権を止められる人材として辻元氏と山尾志桜里氏(43)を支持すると宣言した》(デイリースポーツ10/15(日) 16:58配信)
小林よしのり氏はどうしてしまったのだろうか。これこそ漫画ではないか。安倍晋三首相憎しで反日政治家・辻元清美を応援するのは、敵の敵は味方ということなのだろうが、やはりどう考えても変だ。 「今の安倍政権は米従保守。わしに言わせれば保守ではない」(同) が、辻元清美の方が安倍氏よりもはるかに保守ではない。 「安倍政権を止めるために、辻元清美に戦ってもらう」(同) 「毒を以て毒を制する」ということなのかもしれないが、首相が変わっても日本の対米従属は変わらないに違いない。そんなことはわかりきったことであるにもかかわらず、どうして安倍首相だけを目の敵にするのだろうか。否、それよりもどうして反日政治家に加担するのか。 《小林氏は愛知7区から無所属で出馬している元民進党の山尾志桜里氏(43)も推している。「能力があって、国会できっちり追及できる人間が、民主主義には必要なんです。それがピンチだから応援しなきゃならない。今週金曜日あたりに応援に行きますよ。山尾と辻元は絶対に必要だとわしは思ってる」》(東スポWeb10/16(月) 16:45配信) 確かに辻元清美は歴史伝統的日本を破壊する能力に長けているとは思うけれども、そんな能力を評価出来るはずがない。また辻元清美が国会でどのようなことを追及し、それがどう日本のためになったのか私は寡聞にして知らない。 《辻元、山尾氏ともにお騒がせが多く、メディアからもバッシングの対象となっている。それでも小林氏は「女は叩かれるんですよ。ホステスみたいに男に擦り寄る女議員だけが重宝されるのは、男社会の問題。わしはそんな社会は嫌い。女で有能なやつは応援する。それだけのことよ」》(同) 辻元清美、山尾志桜里に共通しているのは、他者には厳しく自分には甘いというところである。だから叩かれるのである。勿論、叩かれてもいいから追及に手心は加えないというのであればそれはそれで立派だと言うべきではあるが…(続) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おそらく小林よしのり氏は、現実を見過ぎたのだと思います。サングラス無しで強い光を見れば目が眩むのと同様に、現政権の実態を直視すれば気分が悪くなるのも無理はないと思います。
「小林氏はどんな変なものを食べたんだ」と悪口を言うのは、実に容易いことですけれども、彼がどうして今のような状態になってしまったのかを慮る人は少ないように思います。 今の日本には、建前では愛国主義者を装いながら、実態は米国の言いなりの愛国詐欺がどれだけ多いことか。小林氏は、騙されて裏切られた気持ちになったのではないでしょうか。 きちんと左翼であることを明言する人のほうが、正直であるという点において人格的には優れているとも言えなくありません。 もちろん客観的に考えれば、いくら対米追従が嫌だからといっても、左翼を応援することの免罪符にはなりません。しかし、純粋で真面目な人であれば、精神的に傷ついてしまって、それゆえに進むべき道を見失ってしまっても不思議ではないと思います。 私自身も、安倍政権が戦後レジーム脱却のために頑張ってくれているものだと長らく思っていました。米国追従の本性を曝け出すこともありましたが、それはあくまで仕方なくやっていることだと解釈してきました。しかし、冷静に考えれば考えるほど、安倍政権は本当に米国の飼い犬でしかないという結論しか見えてきません。 私自身は、今の国会議員は基本的に反日だと思っていますので、その点は諦めています。主義主張ではなく、具体的政策で善し悪しを判断するしか、今のところはないと思っています。 結論としては、小林よしのり氏には反対ですが、彼が左翼に彷徨う心理は全く理解できないわけでもないというのが私の考えです。 (2017.10.17 00:08:36)
『戦争論』をはじめとする小林よしのり氏のこれまでの業績を踏まえれば、一概に氏を批判する気にはなれません。
が、小林氏はあくまでも漫画家であり、あえて言えば、運動家なのであって、思想家ではありません。おそらく小林氏のまわりにいる知恵袋たちの影響を少なからず受けてしまっているのだと思います。 基本的には私は小林氏の運動に賛成ですが、個々の問題においては是々非々で述べていきたいと思っています。 (2017.10.22 16:06:49) |