*ゆっくり歩こ♪~愛犬3&愛猫3との日々*

2007/10/23(火)15:42

真実

動物愛誤(31)

初めてのアップデート2007年8月22日 ラストアップデート2007年8月25日 (一度削除した記事の再アップデート) ■日付 2007年8月22日(水) ■タイトル 真実 ■本文 日曜日、ようやくちっちぃ~を殺した犯人が出ていってくれました。 引き取りにきてくれるのを待っていたら、いつまででも家に居られるので自分達で運びました。 その夜、ゆきはいびきをかいて寝ていました。 ゆきのいびきを聞くのは何ヶ月ぶりか・・・ずっと警戒して熟睡出来ていなかったことを、このとき気づかされました。 こんなことすら気づかなかった自分達に憤りを感じます。 おっちぃ~の表情も見違えるように変わりました。 あの野犬が家にいる頃、私に引っ付いて、大きな体で膝の上に乗り離れることがありませんでした。 それは、おっちぃ~の十分すぎるサインでした。 大きいのに甘えんぼうだな・・・としか思っていなかった私。 サインを完全に読み違えていました。どうして気づいてやれなかったのか・・・?悲しすぎます。 私達が見ていない間に、嫌がらせを受けていたのだと、これも色々と振り返って考えてみて後で気づかされました。 見ていない間に、安定して保たれていた群れの順位が野犬に脅かされていたのです。 その大きな犠牲がちっちぃ~でした。 「優しい子なんで・・・」と言いながら保護主は連れてきました。 正直ピンときませんでした。 その夜から、私達家族はノイローゼになりそうになります。 泣き声、叫び声、唸る声が一日中響き渡ります。 ご近所に謝りまくりです。 ケージに入れても落ち着かず、溜まらず距離を置いて玄関に置けば下駄箱は破壊し散らかしまくり・・・ キッチンの戸は壊され、わざわざご丁寧に畳の部屋に来ては数日分貯めた糞尿を巻き散らす・・・ 家族はしばらくの間、睡眠が取れず、ノイローゼになりそうになりました。 このままでは、いくらなんでもうちの子たちだって可愛そうすぎます。 野犬にとっても、突然人間に拘束され自由が効かず、野生にとっては不自然すぎる状態。 野生にとっては、家の壁すら不自然な物体なのです。 「これが本当に保護なのか?」と疑問に感じ、人間に飼われることだけが幸せではないのでは?とメールを入れました。 しかし、「放せば交通事故に合う」と威圧的なメールが返ってきました。 言うのは簡単です。世話をし家を破壊され大変な思いをするのは私達なのですから。 ある程度の期限を決めて、野生に帰してあげないかという案が出たとき 「野犬を飼いたいと言っている人がいる」とも嘘もつかれました。 では、どうして何ヶ月も我が家にいたのでしょうか? いつ○○里親募集に「仔犬や仔猫の面倒見の良い子です」と書かれていましたが なぜ面倒見の良い犬が、自分より小さい仔犬の様な子の喉元を食いちぎれるのでしょうか? どうして自分より弱い子が大切にしていた両足がズタズタにされているのでしょうか? 1ヶ月もしないうちに放ったらかしにしていたのに、仔猫の面倒見が良いとは知らないはずです。 初めは仔猫を食べようとしていたことも、知るはずもないでしょう。 言い訳やウソには、もうウンザリです。 他犬がダメなことや、他犬を噛み殺したことや、 人間を噛んだこと等の事実が全く書かれていませんが もらってもらうのなら、2度とちっちぃ~の様な犠牲が出ないことを 他犬が居ない家に譲渡されることを祈るばかりです。 時々、野犬を見て可愛そうだから助けてくれと言う人がいます。 犬なら、何でも人に飼われる事が幸せだと大きな勘違いをしている人がいます。 仔犬ならまだしも成犬になると、もはや私達が知っている“犬”とは違います。 個人的な意見は、野犬の成犬のレスキューには反対です。 正確には、それはレスキューではなく、生態系を、運命を狂わせてしまうと思っています。 あの野犬を無理矢理保護しなければ、あの野犬の子供は下半身不随にならなかっただろうし ちっちぃ~は今でも生きていました。 人間の「いいことをした」という自己満足の為に、皆の運命が狂わされたのだと私は痛感しています。 もし、それでも本当に救いたいと思うならば、自分で責任を持って飼ってあげてください。 私の元へ来た野犬に関しては、「また、会いにきますね」「何か、送りますね」と言いながら連れてきて1ヶ月もしないうちに連絡は途絶えました。 もちろん、ちっちぃ~が亡くなった今もです。 世の中所詮、そんなものということです。 その程度のものに、ちっちぃ~の運命は大きく狂わされ、私達家族の幸せは壊されました。 食べ物に気を使い・・・ 車に気をつけ・・・ 走らないように気をつけ・・・ 高いところから飛び降りないように気をつけ・・・ 足元が滑らないように気をつけ・・・ 風邪をひかないように気をつけ・・・ こんなに注意してきたのに、とんでもない凶器を私達お人好しは知らず知らずのうちに、家に入れてしまっていました。 一番気をつけないといけない危険なものを見逃していました。 お人好しにならずに、あの時鬼になって私は戦わなければならなかったのだと、 威圧的なことを言われても、どんなに悪者にされても、戦わなければならなかったのだと、 ハッキリと“NO!”を言っていれば、ちっちぃ~の命を守れたのだと、悔しさと後悔でいっぱいです。 保護することが悪いとはもちろん言いません。 でも、助けたいならどこまでの協力が出来るのか?です。 「保護したんですけど、私飼うつもり無いんで、じゃあ、あとヨロシク」は 私はただの自己満足であり“愛誤”だと思っています。 その“愛誤”に私達お人好しは手を貸してしまったばっかりに、ちっちぃ~の命は絶たれました。 ちっちぃ~が愛して信じて止まなかった夫も私も、ゆきママもおっちぃ~も、誰も助けてあげることが出来なかった。 盾になって守ってやることが出来なかった。 ちっちぃ~が味わった痛みや苦しみ、恐怖を考えれば、私達は立ち直ることも許されないと思っています。 周りから見れば、たかが犬でも、ただの犬同士の話でも 私達にとっては、掛け替えの無い大切な大切な可愛い愛娘だったのです。 どうしたら、ちっちぃ~は家に帰ってきてくれるのでしょうか? ちっちぃ~の笑顔を、私達の幸せを返して欲しいです・・・ ちっちぃ~の事を愛してくれていた人から連絡がありました。 どうして他犬が駄目な犬を、何のトレーニングも入っていない野犬を一般家庭に預けたのか? どうして野犬の性質や飼い方について指導しなかったのか抗議をして下さったみたいです。 回答は 自分達に過失はない 我が家からのSOSもなかった 一時預かりに丸投げもしていない なのだそうです。 そうですね・・・ しばらく本部にいた野犬が、なぜ狭い我が家にやってきたのか・・・ TVで見た程度の野犬の知識しかなく、何にも知らないままお人好しで家に上げてしまった自分達が悪いのです。。。 罰は私達が受けるから、ちっちぃ~を返してください。 ちっちぃ~は、何のために生まれてきたのでしょうか? 何のために大きな手術を2回も乗り越えたのでしょうか? ちっちぃ~の命はいったいなんだったのでしょうか? 私達の深い悲しみはいったいなんなのでしょうか? ちっちぃ~が受けた痛みや苦しみはなんだったのでしょうか? ちっちぃ~、まだまだ生きたかったよね。 もっともっと生きたかったよね。 私達の愛誤精神に、何の罪も無い子を巻き込んでしまって、本当にごめんなさい。 みんなに愛されたちっちぃ~を殺してしまって、ごめんなさい。 ちっちぃ~のことを愛して下さった皆様、ちっちぃ~が病気と闘っているとき応援して下さった皆様、 本当に有難うございました。

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