分析力
皆様お疲れ様です。物事を進めたり、改善したりするときに必ず、現状がどうなのか?どうしていったら良いのか?等物事を分析する事が必要です。作業療法士の世界で言うと『評価』という所です。評価がしっかりできれば治療はしっかりできる。逆に言うと評価がしっかりできないと治療はできない。作業療法士の世界では評価→問題点の集約→目標設定→治療プログラム立案→作業療法実施→考察という流れがあります。他の世界でいうPDCAという流れと同じ様なものです。まず、この『評価』が大切で、評価をミスってしまうとその後の所は上手くいかないです。作業療法の考え方・流れは仕事においても同じだと思っています。それが、利用者様・患者様なのか、仕事としての事柄なのかの違いだと思っています。仕事において改善・修正・前進させていく為にはまず、現状を分析してどうしていくのかが必要になります。まず、この現状の分析においてミスってしまうとその後の流れが上手くいきません。分析って簡単な様で非常に難しいです。例えば、評価を何の尺度で行うかという所ですが、作業療法である場合は、現病歴、家族背景、心身機能、ADL、IADL、ニーズ等色々な側面の評価がありある程度決まった所があります(それでも難しいのは前提です)が、事仕事においては、そういうものが無いかあっても基準と言って良いのかどうかも微妙な側面が多々あります。利用者様の満足度、忙しさ、スタッフの持ち時間(作業時間)、スタッフのやりがい、時間の使い方、必要な経費、モチベーション、会社としての理念等様々な角度で評価していかなければなりません。そこに人の思いとか、忙しさ等も入ったら尚の事難しいです。忙しさとかとかも、人によって以前の経験等で左右されるし、学生時代の部活で厳しくされたかされていないか等でも変わってきます。そんな中、何かをすべきラインを考える時は時間配分、経費の問題、スタッフの持ち時間の問題等色々な側面から考えていく必要があります。 特に事人の事になると、一人の意見でも無く、色んな人の意見を集約して、情報収集して、ラインを考案して、皆に提示して、振り返りをするという所になりますが、その振り返る時点でも、人によってどうだったかは変わるもので非上に難しいです。ここで、しっかり分析ができていないと、忙しいという誰かの思いを軸に考えて、人を増やしていこうと考えた時に、実際はその方が過度に思っていただけで、周りのスタッフはそんな風に思っていなかった場合。その忙しいという声だけでラインを引くと、会社としても人件費増となり、沢山のスタッフを支えていく事ができなくなります。何故、忙しいといっているのか?実際にどんな仕事をしているのか?この仕事に何分くらいの作業時間が必要なのか?空いた時間を無駄にしない様に動いた中での発言なのか?等多方面から見ていく必要があります。こんな所をしっかり分析しないと最終的には全体を支える事が出来なくなってしまいます。仕事始めたばかりの時は相当忙しくても、時間が経てば忙しくなくなる事(仕事量が同じであっても)あると思いますが、それはスタッフの仕事の経験値が上がり、どうすれば効率的か考えれる様になったからです。知識・経験不足からそうなっているのか?等考えればきりがありませんが、その中からラインやルールを決めていく必要があります。当社でいうといきいきBOOKです。いきいきBOOKという社内のルールが無いと容易にブレていきます。先述の通り、スタッフの個々の思い、経験値、スキル、モチベーション等で容易に変わってきます。いかに分析をしっかりして、適切な所に極限まで近づけるか?その努力をするか?分析力も経験値でかなり変わります。今バリバリ磨かれている途中ではありますが、分析した結果を上司に報告し、そこで新たな視点を与えてもらえる事もあります。その視点がないとずっと解決しない事をどうにか解決したいという思いだけでやろうとして失敗します。まだまだ発展途中でもありますが、だいぶ磨かれてきています。『分析を征したものは結果を征す』そのくらい大切かなと思います。頭でっかちになって先に進めない事よりも、とりあえずやってみてという所が正解だったりする事もありますが、最初の評価・分析は大切です。一例を上げると、当社においても稟議書等を上げていただく時に、しっかり分析されているかどうかを確認します。分析が浅いものは一旦返します。それはただ単にダメという所ではなく、しっかり考えて分析して欲しいから。その視点を養ってもらいたいからです。しっかり考えたものは大切にするし、考えたシステムであればやり抜きます。そこが無いとせっかく買ったはいいが、すぐに使わなくなったり、システムがいつの間にか消えていたりします。このブログを見て少し何か考え方とか見方とか、僕が伝えきれていない所が伝われば良いなと思っています。また長くなってしまいましたが、これも木村のスタイルかと若干開き直り気味です。長い文章を根気よく読んでくださりありがとうございます。最近ずっと長い語り系の文章が続いているので、次は緩急をつけたいと思います。なせばなる!