ＯＯＯ法って効果があるの？という疑問

子どもに障害がある、とわかったあとは、自然と子どもの障害に関する情報に目が行きます。「ＯＯＯＯ法でＯＯＯＯが治った」「最新式治療法、アメリカで話題」私たち親から見て画期的な方法、劇的効果がある方法は、多くの場合医療機関では承認されていません。

いろいろな資料を見たりＨＰを見たりすると、確かに「治った」という声がたくさん上がっています。でも、お医者さんは「そんな方法で治るのなら、医者はいらない」といいます。「効果があるような人はそもそも障害児ではなかったのだ」とも。

情報を集めれば集めるほど混乱します。病院の先生に「ＯＯ法で治療してほしい」と懇願したり、はるか遠く外国まで行って治療を受ける人もいるそうです。

どんな病気でもどんな障害でも、これと同じことが起きています。「医学的療法と非認証方法（あるいは民間療法）」の対立です。

私はこれはダイエット法と同じではないかと思います。カロリー計算や運動療法はたしかに効果がありますが、地味といえば地味です。同じダイエットでも器具や健康食品を使ったものの方が目新しいし、単なる散歩でカロリーを消費するより、何とか運動の方が飽きないし効果がありそうに見えます。

医学的に正しくない「ＯＯＯ法ダイエット」でやせた人はたしかにいるわけですし、医学的に根拠がなくてもとにかく試したい、という気持ちもまた自然です。どっちが正しいのか、と言われたら医学的正統ダイエットに軍配があがるんでしょうが、だからと言って医学的に正しい方にすんなり気持ちが切り替わらない人もいます。

どっちが正しいか、という論争をあちこちで見かけますが、正しいかではなくやりたいかどうかで決めたらいいのではないかと思います。