「トーマス・クラウン アフェアー」を観た(3.5.31)
1999年の公開作品、一度観た記憶はありますが内容が…ってコトで観てみますです出勤途中、メトロポリタン美術館に立ち寄り印象派ギャラリーで絵を眺める男…彼はハドソン川を臨む高層ビルのオーナー、クラウン投資の社長のトーマス・クラウンですその後トーマスは仕事に向かいますが…美術館には泥棒団が入り込んで盗みの準備をしていましたそして仕事を終え再び美術館に行ったトーマスですが、その時はまさに泥棒たちが警備員を装い美術品の強奪に取り掛かった最中ところが、本物の警備員たちに取り押さえられ盗難は未遂に終わる…かと思われた矢先、トーマスが騒ぎに乗じて1億ドルのモネの絵画を盗み出します白昼堂々実行されたあまりにも大胆不敵な犯行警察の捜査が始まりますが…事件解決の為に保険会社が送り込んできた調査員キャサリン・バニングは、警察が疑いもしなかった富豪のトーマスが犯人だと推理トーマスに強引に近づきましてってコトでお話は進んでまいります。この作品、絵画泥棒が主人公ってコトで犯罪系の作品と思われるかもしれませんが、完全なラブロマンス作品トーマスとキャサリンの恋愛と仕事の狭間での駆け引きを楽しむ作品ですで、監督さんなんですが…ビックリしたのがジョン・マクティアナン“ダイ・ハード”シリーズや「プレデター」に「レッド・オクトーバーを追え! 」などのゴリゴリのアクション作品を撮ってきた方ですが、お洒落にしてセクシー…今まで手掛けた作品とは真逆なのに素晴らしい仕上がりなのでありますそして音楽担当はビル・コンティ、この方も「ロッキー」や「ベスト・キッド」、「探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!」(知らない人もいると思われますがメチャかっこいい作品のテーマ曲はメチャかっこいいです)のテーマを手掛けた方パンチの効いた旋律が印象のビル・コンティなんですが、今作の旋律はとってもお洒落でして、こちらも素晴らしいのであります主演はピアース・ブロスナンとレネ・ルッソ…ピアース・ブロスナンは言わずもがな5代目ジェームスボンドを務めた有名男優さんですが、レネ・ルッソさんは代表作って聞かれるとどーなんでしょワタクシはコノ作品こそが、彼女が一番輝いている作品かなっと思う次第でありまして…「リーサル・ウェポン3」や「ザ・シークレット・サービス」「アウトブレイク」などメジャー作品に出ていた彼女でありますが、女優としてベストなのはコノ作品と思う次第です役者さんは他にも出ていますが…オープニングでトーマスをカウンセリングする女医さん役をフェイ・ダナウェイが演じています。作品には何も影響力がなかった方なのですが…コレは「トーマス・クラウン アフェアー」が「華麗なる賭け」という作品のリメイクだからでしてフェイ・ダナウェイはその時の作品でヒロインを演じていた女優さんでして…コアなファンには拍手喝采な起用です冒頭と作品の途中でピアース・ブロスナンとセリフ合戦を披露しますが、いやいやお美しいってコトで、お洒落な仕上がりのコノ作品、大人の作品ってコトでワタクシの作感想はこれにて終了であります