「ワールド・オブ・ライズ」を観た(6.11.17)
リドリー・スコット監督、レオナルド・ディカプリオ主演(ラッセル・クロウもほぼ主役級)の2009年公開作品久しぶりに鑑賞しました英国のシェフィールドでバスの爆破事件が発生💥🚌💥その後、マンチェスターのアジア系地区の住宅に特殊部隊が踏み込むと、爆弾を製造していたテロリストたちは自らアジトを爆破します💥💥この一連の爆破事件は、欧州と米国に無差別攻撃を行うコトを宣言したアルカイダ系聖戦(=ジハード)組織の黒幕アル・サリームが関与しているコトが判明9.11以降の世界規模でのテロ撲滅戦に対しての戦線布告なのですが、コノ情報はイラク・サマラでテロリストを追うCIAの現地工作員ロジャー・フェリスからもたらされたもので…上司であるエド・ホフマンは、フェリスをヨルダン送りアル・サリームを追わせますしかしヨルダン情報局GIDの責任者ハニ・サラームは、CIA…特にエド・ホフマンを信じておりません一方、現地の工作員として中東を知り尽くしているフェリスは、信頼関係を築くべくハニに一目を置き協力を仰ぐのですが…早速、エドの裏工作によって壊されフェリスは国外追放となりますフェリスは、エドに逆らいながらもサリームを追いかける作戦を実行するってコトでお話はとんでもないクライマックスを迎えますガチポリティカルなサスペンス・アクション作品オープニングから眉間にしわ寄せのデカプリオがずーーーっと…ではなく、途中でヨルダンの病院に勤める看護師アイシャに思いを寄せるシーンは柔らかでしたが、やはりその後はアブドラ・ザ・ブッチャー並みの眉間のしわ寄せ表情でお話は進みます監督を務めるリドリー・スコットらしいスピーディーなテンポの良い作品お話自体は在り来たりな内容ですが、緩急をつけ緊張感を高めハラハラドキドキのクライマックス流石、リドリー・スコットの手腕かと💪また、男臭い演技が定評のラッセル・クロウを敢えてノー・アクションの高み見物役にしたのも面白かったですね(リドリーとラッセルは過去に「グラディエイター」や「アメリカン・ギャングスター」等、数度組んでますよね)役者さんは前記のレオ様にラッセル・クロウ、他にはGID責任者のハニをマーク・ストロング(元々渋い役者さんですが、今作の彼は超カッコイイね)、フェリスのイランでの相棒バッサームをオスカー・アイザックが演じてます…有名処はコノ4人かと思いましたら、中盤で登場する看護師アイシャを演じていたのはゴルシフテ・ファラハニ彼女はクリス・ヘムズワース主演でNetflix独占放送で大ヒットした「タイラー・レイク -命の奪還-」で恐ろしい戦闘力の傭兵仲間を演じ、今やアクション女優のトップに君臨しているのでは作品は映倫PG-12(小学生以下保護者同伴が望ましい)指定、まぁ目を背けるシーンはございますが…ソコまで酷かったかなタイトルのとおり、CIAと中東のテロ組織、そしてヨルダンの諜報組織も絡む情報戦の中で、身分を偽り駆け引きに騙し合いと嘘だらけの世界を描いた今作原題の「BODY OF LIES」は劇中のセリフで使われていました(字幕までは覚えてませんが)が、邦題と同じような意味だったよーな中東は、今現在も報復の応酬が続ております作品冒頭にW・H・オーデン(誰ですかねぇ)の引用で、私も大衆も知っている…子供たちが学ぶこと…危害を加えられた者は報復する…との一節が字幕で出ます今の中東が正にコレですね…一行も早い終結を願うばかりです