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カテゴリ:醴泉・蘭奢待 @岐阜養老
玉(ぎょく)
今期、予定通りの熟成を経れば蔵出しとなる、玉泉堂酒造「醴泉」の醴泉正宗を超える次なるピークです。 何回かの試験醸造を経て、この冬の最も厳しい時に搾られました。 山田錦にこだわりを持ち、ほとんどのお酒において特A地区東条地区産の山田錦を使用する醴泉ですが、「醴泉 玉」に於いてはその中でも選りすぐりの特別栽培米山田錦を使用。 精米歩合28% また、この「醴泉 玉」の構想において、単に「醴泉正宗」の精米歩合アップだけではダメだと言う思いから、さらなる酒質向上を目指し、大きくは二つのことでブラッシュアップを図っております。 一点は一昨年より始めた精米時の「粒揃い」 玉泉堂さんでは委託精米ではなく自家精米。 その精米時に胴割れ等を防ぐ目的での圧力調整。これは圧力を極力減らすことで解決。 そして不揃いをなくす目的での圧力調整。これは圧力の減らし過ぎで起きる米の流れの不均等を、適度に圧力を加えることで流線の均等化を図りました。 この二律背反への塩梅を経験と実測データで決めました。 これにより、真精米歩合よりもより数値に近い精米が得られているそうです。 もう一点は、搾りの改良。 この改良点については、安福杜氏・後藤前杜氏そして大好きな営業庄田さんに伺いましたが、皆言葉を「濁す」。先ずは飲んでください、との事。 先日アップした醴泉さんの勉強会での様子でもお伝えしましたが、この改善改良を今期のお酒全般に施したとの事で、全ての醴泉で明確な差が生まれています。 どのような改良を加えたのかは謎のままですが、明らかにより輪郭の見えるクリアーな酒質になっています。 蔵の頂点にあたる酒を醸す事で、全てのお酒のレベルアップを図る。 教科書に書いてあるような酒蔵さんです。素晴らしい。 到着したのは、2アイテム 醴泉 28%精米 純米大吟醸 撥ね搾り 及び 醴泉 35%精米 純米大吟醸 撥ね搾り 28%は「醴泉 玉」、35%は「醴泉正宗」それぞれの荒走り押切の合併。 醴泉さんが目指す酒質の中では十分味わいが乗っているので、若いうちに蔵出しです。 28%は四合瓶のみで4500円。35%は一升瓶のみで5400円。 めちゃお得です。入荷量とても少ないです。お早めに! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/05/14 07:55:57 PM
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