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育児論 いく☆なみ篇  『笑顔がいっぱい』

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February 27, 2006
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カテゴリ:読書レビュー
こんにちは、いく☆なみです。
先日の日記にたくさんのコメントをありがとうございました。
母乳かミルクか、というのは初めて赤ちゃんを育てるママにとっては大きな問題なんですよね(^^;)
私自身は母乳で育て、母乳育児を応援したいと思っています。
ではミルクに否定的なのかというとそうではなく、いちばん大切なことは、ママが毎日赤ちゃんに笑顔で接することだと思っています。
母乳だろうとミルクだろうと、ママの愛情に差はないのですから。



今日は先日読んだ本をご紹介しますね。

育児の帝王学育児の帝王学  岸本 裕史 著


著者の岸本さんは、元小学校教諭で現在は教育士の方です。



第一章 少子化時代の子どもたち

第二章 たくましい子どもに育てるために

第三章 少子化時代の多子化的子育て

第四章 子どもの人格発達を牽引する基礎学力


の4章で構成されています。



少子化時代の子供は、子供同士の小さな社会でいろいろ学ぶ機会が減ってきています。
昔はさまざまな年齢の近所の子供同士が集って、道端でギャイギャイ騒ぎながら暗くなるまで遊んだものです。
子供は、そういう小さなタテ社会で上下関係を学び、年上の子は年下の子を守ってあげるとか、小さい子はお兄さんお姉さんを見て真似たりしながら育っていったわけですね。
岸本氏は、そういう子供同士の切磋琢磨の大切さ、外遊びで群れることの必要性を訴えているのです。


そして最後の章では、今の小学校の教育について書かれています。
今の小学生は昔の小学生に比べると、学校で基礎学力をしっかり身につける時間がなくなってしまいました。
ゆとり教育によって、「ゆっくり解るまで学習する」というゆとりが失われてしまったわけですね。
また個性尊重の教育は、解らない子には「解らないのも個性」というレッテルが貼られ、そのまま置き去りにされ落ちこぼれになっていきます。
そういう現在の教育のあり方にも疑問を投げかけています。


☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆ ☆ ☆☆


私の子供はまだ1歳なので、今の小学校教育については何とも言えませんが、ゆとり教育については疑問に思っていたことです。
子供たちがおかしくなり始めたのは、ゆとり教育にも原因があるのではないでしょうか。
キレる子供、子供を殺す子供、親殺し、動物虐待……。
子供たちの犯罪は留まることがありません。
これら全てがゆとり教育のせいだとは思いませんが、もう一度見直す必要があるのではないでしょうか。



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Last updated  February 27, 2006 03:30:56 PM
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