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カテゴリ:読書レビュー
おはようございます、いく☆なみです。
最近立て続けに本を読んでいるので、またしても読書レビューです。 あなたは主婦が好きですか? 石川結貴 著 以前は専業主婦、現在も主婦であり作家として活躍されている著者が、主婦の視点から主婦を見てその実態を白日の下にさらしたエッセイです。 と、書くとちょっと大げさすぎですが(笑) 「主婦による主婦のための主婦の本」という感じでしょうか? 本書には主婦の悩みや主婦の育児、主婦の人付き合い、世間から見られている主婦像と本当の主婦の姿……いろいろ主婦について語られています。 「最近の主婦は○○○だからダメだ」とか「これだから主婦は~……」、「主婦のくせに……」など、とかく低く見られがちな専業主婦。 そんな専業主婦たちは本当にダメな人間たちなのか。 世間から馬鹿にされなきゃならないような存在なのか。 主婦というのは定義がないんですよね。 仕事としての分類分けができない。 だから実態がわかりづらい存在なんです。 それなのに、世間の人たちは主婦に対していろいろ意見をしたがる。 むしろ実態がよく分からないからこそ、あーだこーだと推測して意見を言う。 主婦に対する世間の風は冷たいなぁ……。 専業主婦にとっては、実に生きにくい世の中なんですね。 仕事を持ちながら子供を育てるのが当たり前のような最近の風潮ですから、家事や子育てだけに専念している主婦には賛否両論あって当然なのでしょう。 そこで問題になるのが「主婦の実態」なんですね。 最近、主婦なんてみんなやりたがらないらしいんです。 バリバリ働いていたい女性にとっては、「主婦的」な仕事なんてやっている時間はない。 実際、主婦になって子育てしている方が、「仕事はめちゃくちゃ忙しかったけど働いていた頃のほうが楽だった」というケースは多いようです。 私も子供が出来るまで働いていましたが、拘束時間の長い仕事で土日も関係なく出勤、年間休日は90日+αくらいでお給料は年棒でした。 それでも夫婦2人でバリバリ働いている頃は楽だったな~と思います。 ただし、私は楽でしたが旦那はそうではなかったと思いますね。 結婚したのに、妻は主婦的な仕事を後回しにして仕事を優先しているんですから(^^;) そんなわけで、働く人にとっては家庭で主婦仕事をしてくれる人が欲しい。 でも、女性が社会で活躍するのが当たり前になった昨今、積極的に主婦をやりたい女性は少ない。 なのに、みんなやりたがらない「主婦仕事」をせっせとこなす専業主婦は、何故か肩身の狭い思いをしているというのです。 私なんてただの主婦ですから……と主婦は卑屈になりながら、もっと自分らしい生き方をしたい!ともがいています。 でも、そうですか? 主婦は無能でしょうか? 自己卑下しなければならないような存在ですか? 主婦の自分に満足できない、専業主婦なんてつまらない、なんて思っている主婦のみなさんにオススメしたい1冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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