１９８０年頃、小学館から写真をメインにした月刊誌で「写楽」という雑誌がありました。
手元に何冊かありますのでその中で興味を引いた記事を紹介します。


今回は１９８３年７月号です。

表紙は当時テレビドラマ「翔んだライバル」のリンゴちゃんで人気だった辻沢杏子さんです。

さて最近、リチャード・ギアが出演したフジテレビ開局５０周年記念作品である「HACHI 約束の犬」が上映されていますが、そのベースになっている忠犬ハチ公の写真が紹介されていました。

これです。

日向ぼっこをしながら目を閉じていて、随分くたびれた様子で写っていますが、それもそのはず記事によると彼が死ぬ１、２年前の写真だそうです。（昭和８、９年）

記事のインタビューによると晩年のハチ公は駅周辺のみんながかまっても、面倒くさそうにしているだけでおとなしい犬だったとのこと、当時は渋谷駅のまわりは、おすし屋さんや焼き鳥屋さんの屋台が多く、そのお客さんたちがハチ公を呼んで自分の食べる分をあげていたようで、目ヤニをだしてヨタヨタと歩いて、最後にはみんなで飼っているようなものだったそうです。


この記事を読んで、帰ることの無い主人を駅前で秋田犬が待つ風景は今の渋谷駅前ではとても信じられません。

民主党の鳩山新総理の愛犬も首相指名選挙を経て鳩山新総理が誕生したのを見届けて息を引き取ったという記事を読みましたが飼い主と犬の絆は本当に深いのか・・・

それでは次回

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