2008/05/02(金)23:33
時代物
おてんばさんの2枚以上袷仕立てで胴裏サービスに惹かれまくっています。
どの反物を仕立てに出したら良いのか目下お悩み中。
うーん。ホントはサマーウールと麻をお願いしようと思っていたのですが
欲と道連れでなやんでしまう(苦笑)
いくら安くたって、出せる枚数には限度があるしなぁ。
と
反物を収納(何反あるんだ?)している衣装ケースを引っ張り出して候補の反物を広げてみました
そして、少し若向き過ぎるからなぁ・・・・
と仕立てを躊躇していた銘仙。↓
実物はもう少し大人しい感じです。
この際だから仕立てに出してしまおうかと思い立ちました。
ただ、この反物非常に古そうだし、新聞紙が芯になっているし・・・
と思って、長さとシミなどを確認する事にしました。
ぐるぐるぐる・・・・・と全部広げ、長さを計りました。
11.8mありました。着丈が少し短くなるかな?でも、長着が仕立てられそう。
巾は?36cmありました。普段着ならなんとか大丈夫でしょう。
しかしなぁ・・・うーん。若向きすぐる・・・。
と悩みつつ芯になっていた新聞を広げてみました。
古そうだなぁ・・。
あ!映画の広告が載っている。
主演 タイロンパワー
総天然色
・・・・・・・。タイロンパワー?????
これ、何時の新聞よ?と日付を見ました。
昭和27年1月31日って事はえーと・・・。西暦だと1952年。
56年前!!!
と言う事は、この反物は少なくとも56年前のものです。
保管してあった様子と生地の感じ(新聞が芯だし)からすると更に古いものかもしれません。
戦後は粗悪なゴワゴワな銘仙が多かったと聞きますが、生地は薄手ですが悪くはありません。
しなやかですし、色も毒々しくないし。
ちょっと吃驚してしまいました。流石にそんなに古い物とは思わなかったです。
新聞は上毛新聞。生糸の産地ですね。
きっと銘仙も織られていたのでしょう。
母に見せると、嫁入りの時に親が持たせたんじゃない?と言っていました。
古い古い銘仙ですが、シミ一つありませんでした。
新聞は捨てるのが忍びないのでそのまま保管する事にします。
反物は別の芯に巻きなおしました。
着物にしてあげたほうが良いのか、このまま又眠らせるか。
余計に悩んでしまいました。
※タイロンパワー 1914-1958
アメリカの超二枚目俳優。初代怪傑ゾロの人ですね。
Wikiなどでご尊顔を見られます。
私が大好きだったスタンドバーのマダム(故人)が大ファンでした。
ちなみに映画タイトルは「血と砂」でしたよ
日本映画の広告もあったのですが、横溝正史の女王蜂。主演が船越英二
もう一つは若人の誓い。主演は鶴田浩二でした。
いやーん。皆故人じゃないのよねぇ・・・。