カテゴリ:世界経済
4月7日の日経新聞は、タイ米の国際価格が急騰していると報じていました。
米の輸出国であるベトナムが国内需要の高まりを受けて米の輸出を控えたこと、小麦価格の値上がりを受けて各国の米の需要が高まっていることなどが理由に挙げられるそうです。 実際株式市場では昨日からヤマタネが急騰し、今日はクボタ、井関農機が一時急騰しました。 私も市場と同じようにこの問題を重く受け止めています。 1990年代に日本の米が不作となって初めてタイ米が輸入された際、タイ米の国際価格にはさほど変化はなかったと聞きました。 政府が懸念して輸入したものの、タイ米の食味が日本人には合わず輸入の追加も行われなかったと覚えています。 評論家の松本健一氏は、昨日の日経夕刊のコラムで「アジアの食糧危機」のおそれがあると指摘しておられます。 基本的に米はアジア各国で自給出来る量は必ず生産し、輸出にまわる米の量は少なく、米の国際市場は無いに等しいのだそうです。 アジア各国が豊かになったので食料の要求が以前より高まり、少ない輸出用の米を取り合う懸念が出て来るようです。 もし、松本氏の指摘が現実となるのであれば、戦後の日本の米の増産と機械化を進めた耕作機械メーカーと肥料メーカーにには追い風となる可能性があります。 ちなみに我が家は朝食こそパン食ですが、ずいぶん食事内容を和食に変えてしまいました。 食材が比較的安いのが魅力です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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