カテゴリ:日常生活から
我が家のある横浜市は、今年最低賃金が生活保護を下回りました。
水準引き下げの主な業種はタクシー乗務員です。 夫の患者さんが薬代が払えないばかりに処方してもらった薬が貰えず帰ってしまう出来事があったそうです。 結局は払える分だけ分割して処方することになりましたが、糖尿病の薬だったので危ういところだったそうです。 また患者さんに新薬を処方しようと金額の説明をすると、付き添いの家族から断られる経験もするようになりました。 老人の医療費は負担の軽減率が高いのでそれまでは聞いたことがありませんでした。 一方生活保護受給者は全額国庫負担なので、新薬をどんどん処方することが出来ます。 そんなわけで夫は収入の少ない勤労世帯にはなるべくジェネリックを処方して生活保護受給者にはばんばん新薬を処方しているらしいのですが、善意の行動が確実に日本の財政赤字を増やすのに貢献している可能性がありそうです。 こういうとほほな現場の対応をこつこつ仕分けしていかないと国の借金はなかなか減らないと思います。 足立区の111歳長寿老人まで極端でなくても、本人が診察に現れずに家族が薬だけ貰いに来るきわどいケースもあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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