カテゴリ:日常生活から
先日文藝春秋掲載の芥川受賞作『冥土めぐり』を読みました。
小説で描かれる主人公の家族の様子や、主人公が原告となる民事訴訟はいずれも七つの大罪に沿った内容のようです。 主人公は夫との生活を「全き幸福」と考えて彼の言う事を聞いてやりますし、夫も妻である主人公に信頼を寄せているようです。 主人公は父が重い病気になった時の母の悪い意味での気持ちの変化に強い違和感を感じたとされており、夫婦の暮らしぶりはそれに対するアンチテーゼの意味もあるようです。 主人公の母が娘の結婚をどう考えているのかは、行動によって暗示されています。 日本の社会福祉の状況を良く理解して執筆された作品だと私は考えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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