2012/09/24(月)09:22
狭い門からはいれ(マタイによる福音書7章13節)
マタイによる福音書7章第12・13・15節は、人生ばかりでなくビジネスにおいても重要な事を示唆しているようです。
長くなりますが、引用します。
出典は、戦後に出版された昭和版新訳聖書です。
第12節
何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。これが律法であり予言者である。
第13節
狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そしてそこからはいって行く者が多い。
命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。
第15節
にせ予言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところにくるが、その内側は強欲なおおかみである。
会社の米国西海岸の支店の幹部らは、日本企業と共に海外進出したYAKUZAの接待を受ける事に慣れていました。
また主力地盤の支店の統廃合などのスリム化を怠ってきたので、首都圏と海外で働く人々は給与水準と福利厚生への不満を口にする事がとても多かったのです。
主要な取引先のトヨタはこのような状況を鑑みて、取引レベルの引き下げを行った模様でした。
会社の米国機関は、なぜか1980年代後半に新しい取引先の開拓に地道に取り組む事を忌避した模様でした。
1990年には業界の状況にもピークアウトの兆候が現れるようになりました。
当時私が感じたのは、優良取引先が上位企業を選好する事による会社の取引額の減少でした。
このような状況の影響か、特定の管理職グループの私への妨害は徐々にエスカレートしていきました。
私はせいぜい職場では「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。」を実践する事を心がける事としました。
現在ではそれで良かったと自信を持って振り返る事が出来るようになりました。