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カテゴリ:日常生活から
1948年4月20日、中華民国総統選挙で蒋介石が選出されました。
最初で最後の中国全域での中華民国総統選挙となりました。 中華民国政府が台湾に移転してからは、中国全土からの代表選出が不可能になったとして、無期限に任期の延長を続けていました。 第1回総統選挙で選出された蒋介石は、第5回選挙まで再任を続けました。 1978年の第6回選挙から第7回選挙まで、蒋介石の息子の蒋経国が横滑り的に総統になって再任を続けました。 国会議員も1948年から1991年まで全く改選されなかったので、実態の無い万年議員が議席の大半を占めるまでになりました。 1988年に蒋経国氏の死去に伴い副総統の李登輝氏が総統代行になってから、政治改革の機運が高まりを見せました。 1990年の第8回総統選挙が実施されて、李登輝氏が選出されました。 李登輝総統は台湾の民主化を進めました。 憲法を改正して、総統を直接選挙で選出する事を定めました。 また総統の任期は1期4年、連続2期の制限を付けました。 こうして1996年の第9回総統選挙は初の直接選挙となり、李登輝氏が選出されました。 総統選挙が米大統領選挙と同じ年に行うように変えることで、世界の注目も集め、合衆国の東アジアの安全保障問題を選挙の政策課題にのせやすく工夫しました。 また1992年に国会議員を全面改選して、万年議員の一掃に成功し、議員定数も約半分に削減しました。 2000年の第10回総統選挙と2004年の第11回総統選挙では民主進歩党の陳水扁氏が選出されて、野党総統が誕生しました。 2004年からは海外在住の中華民国自由地区国民に対しても選挙権が付与されるようになりました。 2012年の第13回総統選挙は、2008年に続いて中国国民党の馬英九氏が総統に選出されました。 総統選挙では「三不 台中統一・台湾独立・武力行使のいずれも行わない」をスローガンに掲げ、現在も中国本土への一定の配慮は維持するバランス路線を取っているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.18 16:00:11
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