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[物色動向を考える] カテゴリの記事

全209件 (209件中 151-200件目)

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• ９月第２週は外国人、個人、信託銀行が売り越しだが裁定買い残は増加

  ９月第２週は個人、外国人、信託銀行が売り越しとなりました。外国人は１２２４億円の売り越しで金額では信託銀行の売りが目立っています。これらの売りを買い支えたのは証券自己部門の約４０００億円の買いと裁定買い残の１５９０億円の増加でした。裁定買い残は、２月２０日の２５３８億円をボトムにじりじりと増加を続けています。海外市場が堅調なので、目先は８月第１週の残高１兆６０００億円を超えていく可能性が高いようです。各投資主体の売り越しは、鳩山政権発足による銘柄入れ替えが影響しているようです。補正予算の一部凍結の株価への影響は連休明け後にも続きそうです。私が調べてきた環境関連も選別されることとなりそうです。個別銘柄毎の対応が必要な局面のようです。

  2009.09.19

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• VIX指数は２３～２４を推移

  先週末からNYのVIX指数が２３を付ける事が多くなりました。これはリーマンショック後では最も低い水準となります。８月２１日に一時２４を付けたものの９月２日には２９まで上昇と株式指数の４日続落に合わせて大きな動きを見せていましたが、落ち着きを取り戻したようです。日本は今週末から５連休に入りますが、海外市場が堅調なのはとても良い事だと思われます。日経平均の１０日騰落レシオが５８.４を付けました。これは７月１４日の５６.５以来の低い水準となります。ちなみに７月１４日は日経平均９日続落後の９連騰のスタートの日に当たります。東証の銘柄別信用取り引き残高は、電機の主力銘柄を中心に買い残の減少が進んだ模様です。また最近上昇を見た不動産大手は信用の売り超となっています。買い残高が目立つのは低位の建築株、５～７月に急騰を見た低位材料株、メガバンク、その他金融、証券、海運大手となっています。その他金融は最近の株価下落で売り残の減少が進んで倍率が高くなりました。出来高が多くないので、信用買い残が今後の株価動向に影響する可能性を考えておかなければいけないようです。

  2009.09.16

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• ８月第３週は外国人が６週ぶり売り越し、個人は６週ぶりの買い越し

  ８月第３週は現物で６週ぶりに１０３３億円の売り越し、個人は６週ぶりに現物信用合わせて約２０００億円の買い越しでした。外国人は８月１７日の３２８円安、２１日の１４５円安の日に集中して売って来た模様です。売りのターゲットは、これまで日経平均の上昇をリードしてきた国際優良銘柄を中心とした大型株です。大型株指数は８月１０日高値を抜いてきていませんが、中型株、小型株指数は揃って８月２６日に高値を付けています。日経平均上昇のリード役は交代しています。それには日経平均２２５種のPBRが１．３倍台とかなり高くなっていることが影響しているようです。最近日経平均が上昇と下降を繰り返して「鯨幕相場」と言われていますが、日経平均が上昇してPBR１.３６倍を付けると翌日は下落というパターンがあるようです。機関投資家はより割安な銘柄へと物色を変えて来ています。また第３週は信用倍率が２.１２倍と今年の最高水準に上昇しています。買いを入れた銘柄によって明暗が分かれる可能性がありそうです。

  2009.08.28

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• 家族のマイブームから学ぶ

  夫は今iPhoneで「あおぞら文庫」の名作文学を読むのに凝っているそうです。「あおぞら文庫」は著作権の切れた文学作品をネット上で読むことの出来るサイトです。夏目漱石や森鴎外、中島敦と学生時代にも読んだことの無かった作品を読み進めているそうです。昔は漫画しか読まない人だったんですけどね～。夫が楽に読み進められる理由は、好みの大きさの文字で表示出来る機能です。老眼の夫には文庫本がつらいんですね。読んだところに印をつけるブックマーク機能、ルビを付ける機能もあって便利この上ないそうです。米国ではアマゾンの電子ブック「キンドルDX」がある大学で学生全員に配布されたそうです。授業の資料はこれにダウンロードして読むこととなります。バルチック海運指数がゾーンの動きを続けているので、今年は大型耐久消費財よりスマートフォンのような小型ハイテク機器の方が動きがよさそうです。企業業績もハイテク素材企業の方が良いようですね。

  2009.08.04

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• ７月第４週の外国人買い越し額は３５００億円を越える

  ７月第４週は外国人が３５２６億円の買い越しでした。買い越し額は今年に入ってからの最大となりました。個人は現物で２９７０億円の売り越し、信用でも１１１９億円の売り越しでした。この週はみずほFGの公募増資の払い込み期日があり、個人の現物の売り越しは主にこれへの対応の模様です。また原油価格の下落を受けての日経平均の下落を見て、信用買い残の多い銘柄に空売りをした人も多かったようです。みずほFGの公募増資にもかかわらず外国人の買い越し額が大きな金額となったのは良い事です。今週は個人の売買動向に注目したいです。

  2009.07.31

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• H&Mと新型インフルエンザは拡大スピードが速い

  H&Mは９月に旗艦店を渋谷に開店。新宿、横浜、埼玉県三郷市にも同月開店予定。なのでユニクロ、大手百貨店に一斉出店、西武百貨店東戸塚店に今秋、高島屋新宿店に年明けメド、Jフロントとは交渉中。つまり相次ぐユニクロのデパート進出は、H&MなどSPAに対抗する措置となります。注目なのは、西武がユニクロを出店させることです。西武には「無印良品」のアパレル部門があるのですが、単品の価格がユニクロの１．５～２倍するので最早ライバルではないようです。ユニクロの秋以降の販売動向に注目です。イギリスで新型インフルエンザの感染拡大、１４歳以下に劇症者が多いためネットでタミフルの無料処方を開始。免疫が無いので、夏の北半球でも感染が拡大し続けています。日本でも感染の拡大は継続しており、夏休み明け以降の動向が気になります。

  2009.07.24

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• クールビズはどこへ行った？？？

  都議選大敗後の自民党幹部は、すっかりクールビズを封印してしまったようです。梅雨が明けたのに長袖ワイシャツにスーツ、ネクタイのフルファッションです。反省を表現しているのでしょうが、見ていてとても暑いです。それを報道する記者達も、いつの間にかフルファッション着用の人が増えたみたいです。民主党幹部が全員フルファッションなのに対応しているのでしょうか。考え過ぎなのかもしれませんが、世の中の気分が変わってきたのかもしれません。タグをつけた企業の今後の業績に注意していきたいと思います。

  2009.07.19

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• ブログのアクセス数は個人の投資マインドの高まりを示唆するのか？？？

  先週半ばから私のブログのアクセス数が急増しています。ありがとうございます。アクセス数の増加は日経平均の推移と明らかに連動しています。現在日経平均は９５００円台まで調整を見たものの再び１万円を目指す動きとなっています。昨年アクセス数が急増したのは日経平均が７０００円割れから反発した局面でした。今はちょうどボーナスが出た時期なので、「預金より投資にまわそうか」と考える人が増えているのかもしれません。肝心のボーナスが減ったのも投資マインドを刺激しているようです。昨日の日経新聞は、働き盛りの各世代で資産が９０年代より減少し、特に３０代ではマイナスになっているとの統計を紹介しています。私は同じような記事をITバブルの前に目にしたことがあります。個人投資家の意欲の高まりはGSユアサを昨年安値から３倍まで上昇させました。ITバブルのような活況相場の再来が見られるのでしょうか。

  2009.06.30

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• 雨の日曜日のテレビ番組から投資のヒントをもらう

  日曜のテレビ番組はNHKを始めとして世界のエコ技術を伝えるものが揃っていました。NHKの特番は米国ロスアンゼルスのエコ住宅特区のモデル住宅を紹介。地熱を利用し屋上には太陽電池パネルを設置していますが、パネルの面積はかなり小さいものでした。ご近所のシャープの太陽電池パネルを設置した家のパネル面積の、半分から３分の１程度でしょうか。これは米国では「結晶型太陽電池」というシリコンを多く使う高価な太陽電池を製造販売しているからです。シャープは「薄膜型太陽電池」という発電効率は若干劣るものの、価格はかなり安いタイプのパネルを製造販売しています。夜はフジTVで日産の電気自動車を取り上げていました。三菱自動車のiMievと走行距離はほぼ同じですが、家庭用電源での充電時間が８時間と短かいのが勝っています。最も注目すべきはベタープレイス社の技術です。将来の電気自動車は「大きなミニ四駆」化して、リチウム電池ステーションで電池の取り替えや充電をする可能性があります。これら新エネルギー関連の企業の株価は日経平均が下落しても堅調なものが多いようです。一方石油元売り各社は原油価格の値下がりにも関わらず、昨日は年初来高値をつけるものも出ました。石油元売りは存続をかけて新エネルギーへの投資を進めており、市場もそれを評価したものです。あるブログで「全て売却」したと書き込んだのを目にしましたが、結構もったいないのかもしれません。

  2009.06.23

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• 注目銘柄、主要銘柄の騰落状況は？

  直近高値から今週の安値が１５％以上下落を見た銘柄日立東芝明電舎GSユアサ古河電池三菱UFJFG三井住友FGみずほFG野村HD日経平均は今週２.５％の下落を見ました。これらの銘柄は日経平均より下落率が大きかったものといえます。GSユアサと古河電工は今後騰勢一服となりそうです。東芝と大手金融機関は増資による需給悪化で上値が重たくなりそうです。大手商社は、商品価格の動向の意見の対立を反映して今週大きく動きましたが、石油各社は余り動かず。来週は自動車株が動くのではと考えますがどうなるのでしょうか？？？

  2009.06.20

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• 持たざるリスクを感じて

  昨日WHO高官が新型インフルエンザの世界的流行への懸念を発言。今日は都内の高校で集団感染を確認。日経平均が１万円を回復すると主力銘柄も上昇一服するだろうと考えて今日はワクチン開発会社の株を買ってみました。上値切り下がり、下値切り上がりのチャートのように見えますが？？？

  2009.06.11

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• 過去の新型インフルエンザは２年連続で流行

  今日のニュースは新型インフルエンザの国内感染の確認と、民主党代表選挙の結果で持ち切りです。２０世紀に世界的な流行を見た新型インフルエンザは２年連続しての流行を見ているそうです。タグにした２種のインフルエンザはいずれも２年連続流行で、２年目のほうが症状が重いという共通の特徴があります。WHOの発表では、６０代以上の人の罹患が確認されていないそうです。そこから類推すると、今回の新型インフルエンザの遺伝子の形は香港風邪に近い可能性が高そうだと夫とその友人は考えているそうです。香港風邪は感染力が大変強いが症状は普通のインフルエンザと同じだったそうで、共通点が多いと捉えられているようです。連休明けに大幅上昇を見たインフルエンザ関連銘柄がまた秋に物色される可能性は高そうです。好業績の銘柄の待ち伏せ買いの勝率が高いのではないでしょうか。あとは忘れずに１０月頃より銘柄を監視することが大切です。カレンダーに書き込んでおこうっと。

  2009.05.16

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• ９５００円乗せで流れが変わった？？

  昨日の株式市場は午前と午後の雰囲気がかなり違っていました。朝方にみずほFG、みずほ証券など金融株が猛然と買われ日経平均は一時９５００円をつけましたが間もなく下落。結局プラスで引けましたが９５００円のカベの厚さを感じさせる展開でした。金融株は一時５％以上買われるも午後には下落に転じ軟調な値動きに。弱気な私が「あと少し」と強気に転換したのですから、金融株にピークアウト感が出てくるのも当然かもしれません。トヨタが４０００円を抜けられず推移する動きに追随してきているようです。午後は食品、製薬、電力などのディフェンシブ銘柄が動きだしてきています。東証REIT指数も上昇に転じました。先週の日経新聞は株式、ゴルフ会員権、不動産の順番に市場が底入れをすると紹介していました。そのように市場は動き出すのでしょうか？？大手企業は相次いで減配を発表しており、配当利回りの２年連続下落は確実です。私はここから買える企業は本当に限られてきていると考えますが？？？

  2009.05.12

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• マスクは通年商品に

  昨日まで物色されたマスクやインフルエンザ関連銘柄が、今日は大きな下落を見ています。大型連休前の利益確定の売りや、空売りが交錯しているようです。よく見てみると全てが材料株ではないようです。業績の良い企業の株価はごく小幅の下落に止まっています。インフルエンザ懸念が無くても春のスギ花粉の次は秋のブタ草セイタカアワダチソウと、アレルギー対策にマスクはドラッグストアの通年商品となってきているようです。その恩恵を受ける企業の株価は今後も物色されるのではないでしょうか。私はこの会社のマスクをコンビニでしか見たことがありません。価格のダンピング余地が少ないみたいですね。

  2009.05.01

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• 太陽電池の価格は下落を続けている模様

  太陽電池は機器の費用が高くて割に合わないというお話をよく目にしてきましたが、半導体の価格と同様に下落を続けているようです。今週私は朝のNHKニュースで今月始まったばかりの助成制度を利用して太陽電池を設置した家庭を紹介する報道を見ました。そのお宅はごく標準的な２階建て住宅で、機器の費用は総額１００万円、地域の助成で７０万円で済んだそうです。昨年の同時期に太陽電池の設置は３００万円などと聞いた３分の１の費用です。このお宅はシャープの太陽電池を設置していました。シャープはシリコンの使用量が少ない薄膜型太陽電池を家庭用に販売しています。私が調べた範囲では、太陽電池を設置した家庭が売電して得られる金額は１ヵ月５０００円程度だそうです。１年で６万円分売電するとして設置費用７０万円を１１年半で取り返すこととなります。来年度に２倍の価格での買い取りとなるので、費用の回収は約６年に短縮されることとなります。太陽電池の設置でもともと電気ガス合わせて２～３万円の光熱費を支払っていたのがオール電化割引と合わせると１万円以下と５０～７０％削減した上にうまくいけばプラスにもなってしまうのはかなり魅力的です。シャープの株価は１月３０日安値６７３円から昨日高値１１４６円まで７０％の上昇を見ました。上昇率も魅力的ですね。

  2009.04.25

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• 米主要５００社１～３月期見通し３６％減益

  昨日の日経平均は一時９０００円に乗せました。SQの週としては、私が想定していたより下落を見ず、安定した値動きとなりました。これには国内の経済指標が景気の底入れを示すものが相次いだことが影響しています。特に景気ウオッチャー調査は３ヵ月連続で改善を見ました。前月からの上昇幅は過去最大だそうです。「Fast-in,Fast-out」の可能性も出て来たとブログでコメントされる専門家もおられます。オバマ大統領発言を受けて市場がビッグ３の破綻を受け入れる覚悟も出来て来たようです。直近の恐怖指数は１月以来の４０割れの水準となりました。とは言うものの忘れてならないのは「米国の主要５００社の１～３月期見通しは３６％減益」という現実です。トムソンロイターのアナリスト予想集計によれば減益幅は０８年１０～１２月期よりも縮小するものの（４２.２％減）、期初の１月１日の見通し（１２.５％減）より悪化しているそうです。悪化の率は実に２．８倍となります。ほぼ全業種が落ち込むと見られていますが特に小売り、素材、エネルギーが深刻だそうです。既に始まった決算発表で、これは現実となりつつあります。現在のところは銀行の好決算を受けてNYダウには反映されていませんが。日本の主要企業の決算も厳しいものになる可能性を株価は織り込む可能性を考えておかなければなりません。一方米国の影響を受けない業績好調な内需企業の株価が上昇を見る可能性が出て来るのではないでしょうか。我が家の保有銘柄マクドナルドHDは「WBC効果で売り上げ最高」の報道を受けて動きはじめたようです。優待狙いと円高対応として保有しているのですが、経常利益がせいぜい１０％上昇を見る程度なので株価の動きは今ひとつです。ここからまじめに投資を考えるのならば経常利益が２０％以上伸びる企業の株価を監視していかなければいけないようです。

  2009.04.11

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• 材料株の華は電気自動車関連銘柄

  電気自動車（EV）は、今のところ米国車より日本車の方が性能に優れているというのが大勢の模様です。ラジコンカーやミニ四駆をいじったことのある夫と愚息は、「自動車の駈体が大きいほど電池の消耗が早いので国土の広い米国では実用には向かない」と主張してくれました。二人とも大型車に何か遺恨でもあるのでしょうか。愚息のミニ四駆にせっせと電池を供給した経験のある私は、「現実的なのはEVよりハイブリット車」と主張します。６月に発売予定の三菱自動車のiMievは一回のチャージで最長２５０キロまで走れるそうです。これは夫によれば東京から小田原まで往復するには３０キロばかり足りない距離だそうです。郵便局の購入したiMievがいきなり高速道路でエンストするとは私には思えませんが、「メーカーが言う程燃費が良いのかは分からない」と考えておいた方がいいのかもしれません。そんな訳で私は電気自動車関連銘柄は今のところ材料株と考えて対応しています。

  2009.04.09

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• 日銀短観後の物色動向を考えてみる

  日銀短観発表後の物色の特徴は、外需には素直に反応内需には反応しないか却って売られるではないでしょうか。自動車の今回は－９２、先行き－８３で底を確認しました。米国のISM製造業指数の３ヵ月連続改善で自動車関連銘柄の株価は底値圏を脱しました。非鉄、電機は短観以前に中国の需要増加の報道を受けて先駆けて上昇する銘柄が見られました。一方小売りの先行きは改善となりましたが短観には反応せず。セブンイレブンの日用品一部値下げ報道で今日は安く終わりました。不動産銘柄こそ先行きの下落幅が小さくなったのを好感して上昇しましたが、通信やネット関連銘柄の反応は鈍いものでした。市場は米国と中国の公共事業の金額の大きさを選好しています。日本の景気振興策は規模が小さいので論外なのでしょう。官民いずれも夏のボーナスは減りそうだということで、定額給付金の影響はせいぜい５月まで、節約ムードは継続すると考えられているようです。証券会社の格付けも内需関連企業に厳しい傾向が強いようです。昨日取り上げたアコムは、最近ゴールドマンサックス証券が「売り」に引き下げたそうです。PBR１倍割れ企業で配当利回り３%以上の企業がこれからどのような事態を迎えて株価が下落するというのでしょうか。ちょっと興味が出て来ました。

  2009.04.03

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• ネット証券各社の株価はゾーンの動きを続ける

  先週の日経平均は８６００円台を回復しました。３月２７日の１０日騰落レシオは２２７.７でした。この数字は０６、０７年の最高値を越えるもので、現在の市場が急上昇のために過熱していることは確かです。上昇のリード役はメガバンクだったので、TOPIXは２６日まで９連騰を見たそうです。メガバンクが上昇をリードする相場展開は、りそな銀行の実質国有化がきっかけとなった２００３年４月スタートの上昇相場を連想させます。２００３年春相場では松井証券などのネット証券の株価も上昇を見ました。私は松井証券、マネックス、カブドットコムの３社の株価を確認してみましたが、こちらはゾーンの動きを続けています。個人投資家の売買動向が売り越しであったり、信用取引の買い残が減少していることなどを反映している模様です。またNTT、NTTドコモ、KDDIの通信大手、JR３社の株価も輸出関連企業と比べると出遅れ傾向にあります。ネット証券との違いは５日移動平均線と２５日移動平均線のゴールデンクロスを達成したことでしょうか。市場の説明では国内需要が落ち込んでいるのに設備投資を行わなければならないのが嫌気されているそうです。ネット証券にしても通信、陸運各社にしてもPBR1.0以上、配当利回り２％未満では割安感がないと市場に判断されたようです。このあたりが動き出すと上昇相場も本格的になって２００日移動平均線のある１万円を目指すことになるのでしょうか。残念ながらその兆しは未だのようです。

  2009.03.29

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• タタ自動車の２１万円「ナノ」はかつての軽自動車に酷似？

  インドのタタ自動車は世界最安の「ナノ」自動車を今週発表しました。夫はこれを見てオイルショック後に日本で発売され良く売れた４０万円軽自動車を思い出したそうです。「ナノ」はエアコンが無く、助手席側ミラーがありません。４０万軽自動車もエアコン、ラジカセが無くワイパーの動きが緩慢だったそうです。インドの物価水準を考えると、当時の軽と「ナノ」は同水準の車だろうと彼は考えています。４０万軽は梅雨時に窓を閉めて運転すると窓が曇ってしまう、長時間運転するとお尻が痛くなるなどの難点があったそうです。夫は先行する日本の軽自動車が見直されると考えているそうです。日本の軽はかの地での売り上げも好調だそうで、株価の推移も良いみたいですね。

  2009.03.26

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• ２年連続で４月の外国人買いは年間のトップ

  ３月中は外国人売りが続きやすいと多くの市場関係者が考えておられる模様です。それでは４月の外国人の売買動向はどうなのでしょうか。私がネット上で確認することの出来た２００８、２００９年の外国人の売買動向はいずれも買い越し、しかも４月中旬の買い越し額はその年の最大となっています。４月に日経平均が８０００円を目指す可能性がありそうです。ただし物色の中心は売り込まれた大型株に限られる可能性も見えてきています。株価対策として上場ETFの買い取りが浮上してから、新興市場銘柄と東証１部の中小型銘柄の値動きが鈍くなってきているようです。春相場は大型株の値動きに乗っていくか、財務が優良な中小型株を底値圏で買ってしばらく放っておくのか色々な投資方法が考えられそうです。

  2009.03.15

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• 本腰が入って来たのか日本政府の環境支援

  信用倍率について取り上げた前回のブログにたくさんのコメントをいただきましてありがとうございました。しかしながら私が先週末小動きで上昇を見るのではと考えたNYダウは大きく７０００ドル割れを見ました。私は買いサイドで物事を考える傾向が強いので、その点を注意しながら市場動向を観察していかなければならないと気を引き締めました。今年の私の投資での目標に「買うなら損切りしないですむ銘柄」があります。昨日のTV番組「たけしのTVタックル」を見て驚きを感じたことがありました。番組では日本政府の環境政策を取り上げてその代表として一般家庭の太陽電池設置の助成制度を紹介していましたが（１）購入に当たって５０万円の助成金（２）電力会社への買い取り価格がむこう１０年間で従来の２倍に設定の２つの助成の結果太陽電池購入価格は約１５年でやっと元が取れるうえに一般顧客の電力料金が高くなってしまうと結論づけていました。この２つの助成は日経新聞などで「検討中」として取り上げられていたので、さも決定した事のように紹介する番組内容は少々フライングではないでしょうか。とはいうものの関連銘柄の株価動向を見ているとけっしてマイナスの材料ではないようです。これまで環境関連事業は輸出中心の側面が強かったのに内需が加わってくるからです。今後の大手企業の環境投資に注目していきたいです。

  2009.03.03

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• 信用倍率１倍以下銘柄は７７９

  先週の下落局面で私は３銘柄に買いを入れてみましたが、その上昇率は見事に信用倍率と反比例となりました。最も上昇率の高かった日立建機は信用倍率１倍以下です。以前から一部の銘柄の信用倍率が高くなっているようだと感じていましたので、信用倍率３倍以上と１倍以下で東証１部銘柄を検索してみました。すると信用倍率３倍以上の銘柄には３３８２セブン＆アイHD　４５０２武田薬品　４６８９ヤフー　５６３１日本製鋼所６５０２東芝　６７５８ソニー　６７６４三洋電機　７９７４任天堂　８０５８　三菱商事８３０６三菱UFJFG　９９８３ファーストリテイリングなどの業績好調企業や業界のトップ企業が並んでいます。信用倍率１倍以下の銘柄は７７９と実に東証１部上場企業の４０％以上となりました。特に業績悪化が懸念される建設、金融、保険、証券と電力に多いですね。電力は配当取りのためのヘッジの信用売りではないでしょうか。特に興味深いのはりそなHDと三菱UFJFGの株価動向です。信用倍率１倍以下のりそなHDは先週株価が上昇トレンドに入りました。一方信用倍率３倍以上の三菱UFJは一時最安値を更新する底値圏に。私が日経平均の７０００円割れを懸念したように、多くの個人投資家がそう考えて信用売りを入れたのでしょうか。２月中に信用の仮需の状況は随分変化を見せています。信用倍率の低い銘柄には業績懸念がある企業も多いのですが、中にはおやと思うような企業も結構混ざっています。じっくり調べてみると面白いですよ。

  2009.03.01

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• 反発が弱いが良い兆しも

  NYダウ反騰、円安傾向のわりに日経平均の反発が小さいのは１０～１２月期GDPマイナス１２％１月貿易赤字過去最大と日本の経済がとにかく悪いから、ということのようです。米国と中国の経済の底入れの恩恵を受ける企業の下落率が小さかったのに注目しています。しかし保険、銀行、その他金融や不動産はどうなのかな？ぽろぽろと老舗企業の倒産報道が続いているのが気がかりです。最近の傾向は、かつてデパートに売り場を持っていた企業が破綻しています。

  2009.02.25

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• 業種別下落率トップはその他金融だが

  SFCGの民事再生法適用を受けて「その他金融」は業種別下落率トップですが、中にはストップ高となった銘柄もあります。この企業、過去の買われ方がすごかった分現在はかなり割安です。こういう企業を見つけて投資するのも今の醍醐味なのかもしれません。

  2009.02.23

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• 欧米は酒の失敗に厳しい

  愚息がYouTubeの中川氏の「公式の場の酔っぱらい映像集」を教えてくれたので見ましたが「ものすごい」の一言に尽きるしろものでした。TVのCNNやBBCのG7での失態扱いがとても大きいのは、彼らはこれを見ているということでしょう。外国人売りが加速するので日経平均の下値を７５００円から７２００円に引き下げます。既に昨日欧州の持ち株比率の高いメガバンクは下落を早めました。ハリウッド映画には１９６０年代までアルコール中毒物というジャンルがありました。日本のTVでは映画番組のスポンサーに酒類製造会社が必ず入っているのであまり見られる機会がありませんが、名作が多いです。中川氏はそのハリウッド映画に出てくる身なりと恰幅の良いアルコール中毒者そのものなので、私は妙に感心してしまいました。是非とも精神病院に入院されて断酒を実行し、日本の酔っぱらいの星に変身するべきです。でないと朝からワンカップ王関を握りしめる地下街のホームレスになっちゃいます。中川氏はもともとウィスキー党か？

  2009.02.18

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• NY株式から見えてくる事

  前日のNY市場の金融株の動向について気がついたことがあるので補足します。米国の金融株は、２極化しています。公的資金注入を受けたAIGは１ドル。国有化懸念があるバンクオブアメリカは６ドル台。分社化の可能性が言われるシティーグループは３．９ドル。公的資金返済を表明したゴールドマンサックスは９６.５７ドル。これはオバマ大統領が公的資金を受ける金融機関の首脳陣の報酬の上限について発言したことを受けての動きだと言われています。モルガンチェースは２７.６３ドル。モルガンチェースは三菱UFJFGが株式を買い入れた経緯があるのでチャートも調べてみました。１１月２７日安値１９.６９ドルから４１％の上昇を見ています。私は三菱UFJの買い入れ価格を知らないのですが、株価は昨年９月の価格帯の７０％まで回復してきました。一方欧米より健全とされる日本の銀行のADRの株価は、みずほFG２株で５ドル。三菱UFJ5.45ドル。３度の下方修正を出したアドバンテスト１５.２４ドルやソニー２０．８８ドルより安い水準です。ゴールドマンサックス証券は先週日本の銀行のレートを引き上げましたがこういう背景があるわけですね。

  2009.02.08

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• 市場は確かな需要を選別か

  今週に明らかとなった物色動向に「半導体関連銘柄の戻り」「内需売り、外需買い」があります。エルピーダメモリが公的資金注入を受けるとの日経報道が出てから、半導体関連銘柄の戻り歩調が鮮明となってきています。エルピーダは赤字が予想されていても破綻の懸念はされていません。業界５位の独社が破綻したので、公的資金による資本増強は世界シェアを高めるビジネスチャンスと捉えられています。日本マクドナルドHDが売り上げ高最高を更新しても株価の反応は鈍いものでした。食品や携帯の設備投資関連銘柄も陰線となりました。海辺の町からさんから、スズキの工場で働いていた日系ブラジル人の帰国が相次いでいるとのコメントをいただきました。私の住む地域は歴史的に外国人の居住が多いのですが、昨年１０月から急速に外国人が減っています。特に南米とインド出身の人々の減少が激しいようです。インド人は、インドのソフト会社が横浜に支社を開設したのをきっかけに２００４年頃から急速に増えましたが今では２０％程度になりました。大家族を連れた管理職クラスをほとんど見かけなくなりました。市場は日本から外国人労働者が去って行くのを織り込んでいるようです。外需買いとしては、中国とインドでの原発受注を受けた動きが挙げられます。主要銘柄の動きは鈍いのですが、中小型の外需関連銘柄には強い動きのものが見られます。主力銘柄はNYに連動、材料株は新興国に連動する局面がしばらく見られるのでしょうか。

  2009.02.05

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• 携帯電話の２０１１年問題

  大手輸出企業の決算は下方修正、赤字決算、配当見送りと厳しい状況ですが、NTTドコモは純利益１６％増加と堅調です。ディーエヌエーは増収増益を発表しています。四半期業績をよ～く見てみると、中小のソフト開発会社の業績は伸びています。２０１１年にテレビ放送がデジタル放送に移行するのに伴って、携帯電話向け新放送が始まります。これを受信する新世代携帯電話へのソフト開発の設備投資の恩恵を受けている模様です。新放送は３０チャンネルが予定されています。現在我が家で見られるデジタル放送は４６チャンネル。これに次ぐチャンネル数が携帯電話で視聴出来る事になります。NTTドコモは第２世代携帯電話サービス終了時期を２０１２年３月末と決定したそうです。内需関連銘柄をピックアップしなければいけませんね。

  2009.02.01

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• 戻り相場の主役は環境関連

  日経平均の上昇率と同じかそれを上回る上昇を見せたのは、環境関連企業の株価でした。太陽電池関連企業の株価は、日経平均の上昇率を上回りました。今後の株価の動きは市場シェアに準じたものになると想定しなくてはいけないようです。中国企業の成長が目覚ましいので、日本企業は新しくシェアを獲得するのに苦労する可能性があるからです。電気自動車関連企業の株価も日経平均と同じか上回りました。無配企業のFDKの株価が大幅上昇しました。グリーンニューディール政策の恩恵で、業績が大きく伸びそうな小型企業を市場は選好しているようです。今年は三菱自動車が先行するので、その関連企業をチェックすることが大切なようです。商社の株価上昇率は、日経平均のそれに及ばず。金融機関への支援の上乗せや、景気追加支援策が検討されている時期なので、市場に出回るお金の流れはまだ細く、昨夏までのようには商品に廻りかねるということでしょうか。商品価格が底値圏である間に企業はコストを軽減出来るというメリットもあります。

  2009.01.18

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• 三菱UFJは減損を発表するも上昇

  バンカメへの追加融資報道でNYダウ先物が上昇したのに連動しての側面が大きいようですが、悪材料への反応が鈍くなってきています。シティーなどが下落をしているのでメガバンク株はしばらく下値を探る展開が続きそうですが、良い報道も出始めており転換は近そうです。

  2009.01.17

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• DOWA年内にも中国で家電再利用事業、金銅など抽出

  金価格の上昇期待が高まっている模様です。これには歴史が繰り返される事への期待の部分が大きいようです。第２次オイルショック後の１９８０年代に金価格が上昇を見て最高値を付けた経緯があります。当時も基軸通貨ドルの地位低下が見られ、相対的に金が買われたとされているそうです。単純に当時の上昇率を現在の価格にあてはめると１オンス１２００ドル以上、人によっては２千ドルまでと予測する向きがあるようです。私もその期待を感じて昨秋東証１部の金ETFの最小単位を購入してみましたが、現在のところその価格推移は好もしいものではありません。私なりにその理由を考えてみたところ（１）現在はタイトルにあるようなリサイクル技術の実用化が進んでいる。（２）先進国では高級品から売れなくなっており、貴金属の需要がその部分で落ち込みをみせている。の２つが挙げられそうです。大幅な雇用カットや給与カットに踏み切る企業がマスコミで取り上げられていますが、それらの企業が合わせて減配や無配発表を行ってはいません。ここから３月期末まで無借金に近い企業で配当利回り４％以上の株式を持つ方がお得という印象があります。だからと言って私は金価格が全く上昇しないとは考えてはいません。１オンス１千ドルを目指すようになるとインフレということで世界的な株高がもたらされる条件が整うことになると考えています。まあ本来ならば光り物を欲しがるおばちゃんが買いたがらないのですから、ほどほどに期待しときましょうということです。

  2009.01.12

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• グリーンニューディール政策

  １月９日の日経２面には、先進各国がグリーンニューディール政策を打ち出しており、その累計が３０兆円にのぼると報じています。日本も環境省が同様の普及策に着手し始めたそうです。５年後の国内の市場規模拡大の目標は、金額にして約４０％成長を目指しているそうです。識者の雑誌、新聞コメントには暗い内容が多いですし、給与カットに踏み切る大手企業の数も増えてきています。個人消費関連は厳しさを増しそうです。マクドナルドの１２月の来店客数の減少は、見過ごせません。確実に助成金を取れる事業として、電機自動車メーカーが投資を加速する可能性がかなり高まってきています。過去の相場から考えてみると、今年は株価の２極化が見られるのかもしれませんね。

  2009.01.11

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• 来年の予定は？

  １月　オバマ氏が米国大統領に就任９月　２０１６年夏期オリンピック開催都市が決定　　　シカゴになるのか？東京になるのか？１０月中国建国６０周年１２月COP１５　　ポスト京都議定書の締め切り２００９年問題偽装請負発覚２００６年に急増した製造業での派遣労働者の３年間の契約期間が一斉に切れる事。派遣を受けている企業は３年の契約期間後に正社員とするか請負として契約するかいずれかを選択しなくてはならない。少し先ですが、２０１０年問題２０１０年前後に大手医薬メーカーの大型医薬品が相次いで特許切れを迎えること。２０１１年問題　２０１１年７月で地上アナログ放送が打ち切りとなること。日本経済に大きな影響を与えるのはもちろんオバマ大統領誕生です。次に影響があるのはCOP１５。これに向けて日本政府も何らかの環境政策を打ち出す必要があります。またこれに合わせて企業から電気自動車や太陽電池などの製造販売発表が行われる予定もあります。２００９年問題は現在話題となっている「派遣切り」と大きな関係があります。今後の派遣業の業績に悪い影響が出てくる可能性がありそうです。２０１０年問題では、大手製薬会社の新薬開発を支援する中小型の治験支援企業やバイオ企業が恩恵を受ける可能性があります。開発を目指しているのは主にガンの新薬です。２０１１年問題では高齢者や低所得者へのアダプター配布が政府で検討されています。こうやって書き出してみると、最近の株価材料は随分国の政策に左右されていることが分かります。

  2008.12.18

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• ２０～３０代の消費傾向は先祖帰りの模様

  今年、我が家の周辺では２組の新しい夫婦が誕生しました。いずれも初婚同士の組み合わせですが、一組は披露宴も新婚旅行も一切行いませんでした。もう一組は披露宴をしても新婚旅行はなしです。２００２年頃に家をすぐ買うから披露宴を挙げない、新婚旅行をしないという人達の話は聞きましたが、２人ともきちんとした企業に勤めていて何もしないというのは初めてです。またあるかなり裕福なお宅では来年成人を迎えるお嬢さんの晴れ着を、おばあさんの着物を仕立て直して着ることにしたそうです。これらは全て私の知っている２０～３０代の人達の消費行動ですが、戦中から戦後にかけての苦労話に出てくるような事が多くなってきました。ひょっとすると今の日本の消費動向は戦後最悪となっているのかもしれません。その中で業績が先細りとなるのは百貨店となりそうです。業績が伸びるものとしては、ファーストリテイリングに注目が集まっています。こういう内需関連銘柄を丁寧に調べて投資した人としてピーターリンチがいるそうです。参考になるのかもしれません。

  2008.12.13

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• 昼めしの問題

  マクドナルドのクオーターパウンダーは単品が３６０円でセットが６１０円となります。愚息によれば吉野家で牛丼にみそ汁サラダなどをセットすると同価格となるそうです。年末年始の家族連れの外出に利用しやすいのはマクドナルドなので直近の株価はマクドナルドの上昇率が高いのですが、PBRなどの指標は吉野家の方が割安です。サイゼリアは外貨デリバティブ取引の失敗で通期赤字の可能性がありますが、良い意味での円高の影響を受ける企業です。

  2008.12.09

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• アルバックを買い戻し

  ４月に損切りしたアルバックを、先週末に買い戻しました。アルバックは株愛クラブの大出世株コンテストの私のエントリー銘柄です。第３四半期までのこの会社の業績は、半導体製造装置の不振を受けて下方修正ばかりで、株価は４０％程度の下落を見ました。PBR０．５倍、PER９倍、配当利回り２％以上は割安です。自動車をはじめとする多くの製造業が減産を進めるなかで太陽電池は世界的に増産され、日本企業の大型の設備投資が予定される数少ない分野の一つです。私は１９８５年に買ったカシオの太陽電池内蔵電卓を使い続けています。太陽電池は日本が１９７０年代より開発を進めた技術であり、１９９０年代に大型発電パネルの量産に成功しました。ご当地神奈川湘南に工場を持つ会社でもあるので長期におつきあいしようかな。

  2008.12.02

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• レッドクリフ

  もう１２月で、来週の土曜日はNPOイカスの投資クラブフェスティバルです。クラブの代表として発表をお願いされているのにまだ何も準備が出来ていません。いったい何を話そうかなあ。私の株式投資の状況は、映画「レッドクリフ　PART１」に描かれている劉備軍のそれとよく似ています。劉備軍は曹操軍に完敗して、２人の夫人は戦闘に巻き込まれて死亡、大切な跡取りの赤ん坊阿斗は辛くも猛将趙雲に助け出されます。「もう一生分負けた」と劉備が語るくだりがあるのですが、私もそんな気分です。下落率がかなり大きかった電子部品や不動産関連に投資をしていなかったのが幸いでしたが、資金が打撃を受けたことは間違いありません。１０月の下落が急速だったので損切りをするだけで精一杯でした。それでもめげずに劉備は呉の孫権と連合を結んで反攻の時を待ちます。映画では、劉備の義兄弟の関羽は練兵と寺子屋で子供達に読み書きを教えて、劉備自身はわらじを編んで時間を潰すそうです。１１月の私は売られ過ぎの買い戻しや自社株買いの発表で上昇を見た銘柄の短期売買で資金の回復を細々と図りました。と言ってもたいした取引数ではありません。年末新年相場も期待出来そうにありませんが、次の相場のリード役が動きやすい時期なのでしっかり物色動向は見ておかないといけないように思います。インフルエンザの特効薬はタミフルが有名ですが、その優位性は新薬の登場で揺らいできたようです。オーケースーパーは予防の為に早くも従業員のマスク着用を義務づけました。マスクといえば7963　興研や7980　重松製作所　8113　ユニチャームなんですがどうなんでしょうか？？

  2008.11.29

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• 円高メリット銘柄のパフォーマンスは？

  為替の円高傾向が続いています。来年前半も各国の金利引き下げは続くことが予想されるので円高メリット銘柄のパフォーマンスを調べてみました。２７０２　日本マクドナルドHD　１０月安値１２９１　１１月１１日引値　１６９４＋３１.２％９８６１　吉野家HD　　　１０月安値６８４００　１１月１１日引値　９６２００＋４０.１％２６９８　キャンドウ　　１０月安値７０１００　１１月１１日８２１００＋１７％いずれも１０月１０日を底値に上昇に転じており、マクドナルドと吉野家はいずれも指数を上回る上昇を見ています。ユーロ高メリット銘柄を加えることが今後の課題です。お知らせ私が株式投資を勉強しているNPO ICASの「投資クラブフェスティバル」が開催されます。『日時』１２月６日（土）１３時から１７時『会場』TKP新宿モノリスビル B1大会議室　新宿駅西口徒歩５分　京王ホテル南隣り『内容』基調講演　竹内宏氏　　　　投資クラブの活動報告　　　　企業IR　GMOペイメントゲートウェイ（東証１部）　　　　株式投資講演　前田昌孝氏（日本経済新聞社論説委員）無料ですが、予約が必要です。FAX、メール、電話等で事務局までお申し込みください。『主催』特定非営利活動法人イカス　　　　TEL；03-3341-1925　FAX；03-3341-1926　　　　E-mail；info@toushi-club.comNPOイカスについての詳しい情報は、このブログの右下のブックマークからもご覧になれます。

  2008.11.12

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• タンス株の動向は？

  昨日横浜市の委員会に出席した折り、２委員の方から株式の保有についてのお話を伺いました。１人の方はタンス株を証券会社に預けてしばらく保有を続けるそうです。しかも端株を買い増して単位株にまとめて、銀行預金より高い配当利回りを楽しみにするそうです。もう１人の方は日経平均の７０００円台で２銘柄を買い、次に７０００円台をつけたら買い増しする予定だそうです。買い増しするのは吉野家だそうです。ヘッジファンドの決算売りが警戒されていますが、個人の買いも強いのかもしれません。

  2008.11.11

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• 指し値では買えず

  昨晩まで我が家のネット回線はダウンしておりました。今日よりブログ更新再開です。さて、私は２８日に2ケタ株価銘柄を３銘柄指し値での買い注文を出しておきました。そして翌２９日より回線ダウン。日足を日経で確認するといずれも指し値を付けており約定出来たかと期待するも全部買えませんでした。調べてみると日経平均が下落した昨日でもいずれも売りが少なく、買いが優勢な模様でしたので、下値での約定はごく少なかったようです。また機関投資家の大口買い情報を調べてみるとPBR１倍以下、PER1ケタ、益回り１０％以上の企業を買い下がっていった形跡が見られます。作戦を変えないといけませんね。

  2008.11.01

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• 不安をあおる方が商売になる

  今週末の市場は異常値だらけです。昨日下落が目立ったハイテクの株価はソニー、シャープが１９８５年安値、アドバンテストが１９９２年安値をそれぞれ下回りました。配当利回りはいずれも２％以上、PBR１倍以下となっています。株価水準はバブル後安値が目前ということで、２００３年以降の外国人買いが剥げた水準です。日本が沈没して無くなってしまうわけではないので、ここからの日経平均の下落余地は少ないと考えてそろそろ株を買おうと夫婦で相談しています。２０世紀の２回のオイルショック後の下落局面では、日経平均はNYダウに２～３ヵ月先駆けて底入れしています。２１世紀最初のオイルショックの側面があるので、昨日で日経平均はNYダウに先駆けて底入れとも考えられます。しかしバブル崩壊後は日経平均はNYダウの３～６ヵ月後に底入れしているので、まだ下値余地は残されています。過去の目処で市場参加者が意識するのは、１９８２年１０月安値の６８４９円があります。今日の日経新聞の株価の下値予想は、前のブログで紹介した日経平均６６００円を意識した人が多いようです。夫は「不安をあおる方がマスコミには金になるようだ。円が世界的に評価されているのなら企業の株価も上昇するのが当たり前だろう。」と主張しています。日本は大手銀行が潰れる可能性が低いのが安心材料なので、これには私も同感です。

  2008.10.25

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• とうとう原油も６０ドル台に

  ここのところの株式指数の動きもすごいのですが、日米の長期金利の動きがすごいのです。普通株式指数が下落すると、安全資産としての国債が買われて価格が上昇、長期金利の低下が普通起こります。しかし１０月に入って国債金利は上昇、つまり価格が低下し続けており、日米ともに住宅ローン金利が引き上げられました。株を売るだけではなくて国債も売ってしまいどんどん現金にしてしまう動きです。そして原油価格も１バレル７０ドルを割り込みました。商品を買っていたお金もどんどん現金になっていくようです。これはかつて日本でもあったことです。企業が持ち合いをしていた会社の株を売ってしまったり、工場跡地を売ったりして純利益が入る、なんてよく見かけました。今は欧米がそれをやっているわけです。この凄まじい有様を見ていると、現在のセーリングクライマックスはどうやら通過しつつありますが、来年の前半に２０１０年３月期末の悪業績を織り込む場面はありそうです。

  2008.10.17

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• 総悲観の値動きばかりではないようだ

  下落幅の大きさに驚かされますが、その前の上昇も大きいので今日は上げたぶんだけ戻った往来相場にすぎませんでした。後場になって８４００円に近づくと指数の動きが鈍くなりました。売る人がだいぶ減ったようです。空売りをするとしても大幅高を見たばかりなので、ここから攻めていくのもためらわれます。また買う人はまだ下があると考える向きが多いようで積極的な買いも控えられたようです。大きな値幅の相場が約１ヵ月続いてきましたが、さすがにいつまでも続かないと考える人が増えてきているのかもしれません。しょっちゅう「閉店セール」をやっている紳士服店じゃあるまいし、安売りばかりではお客は馬鹿にして寄り付きもしなくなります。そう考えて安くし込んだものをそろそろ売りたい人も現れはじめるのではないでしょうか。

  2008.10.16

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• 記録的な大幅安だったのですが

  銀行、証券、商社の下落が目立ち、ディフェンシブの医薬、電力は押し目を形成しました。自動車メーカーで一社だけ上昇して引けたところがありました。この関連の銘柄は後場が始まってから間もなく大口の資金が入り上昇して引けたところが多かったです。指数の大幅下落を反映して日経平均構成銘柄の下げがきつく、それ以外は業種毎にまちまちな動きをしていたようです。NYダウはこの大幅下落で今後１万ドル割れも想定しなければならなくなってきました。と言っても大陰線だったので、ここからは買いが入りやすくなりそうです。日経平均も今日ちゃんと下げたので、ここからのいっそうの下げの可能性は低くなったと考えます。今日の下げは３月安値から約６ヵ月経っていました。私も驚きましたが、値幅はどうであれ来るべくして来た下げでした。次に注意する時期としては来年の３月が上げられそうです。

  2008.09.16

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• 原油価格下落が下支えするか

  原油価格は一時１バレル１０６ドルをつけて２００日移動平均を割り込みました。その後下げ渋っていますが下落トレンドを確認する展開となっています。業種別の動向では、原油下落を織り込む動きは既に始まっています。建設、ゴムの主要銘柄の５日線と２５日線のゴールデンクロス達成が近づいています。特にゴムは０８年３月安値から９ヶ月目となり信用売り残も多いのが魅力的です。日経平均は昨日大幅下落し、一時１万２４９１円をつけました。原油価格の下落は好ましいことですが、これは需要予想が減少していることからもたらされており、しばらく景気の悪化が意識されて日経平均の弱い局面が続きます。先週７月の住宅着工件数の上昇が発表されましたが、市場はさらなる不動産、建設業者の倒産を懸念して反応していません。昨日の日経平均EPSは８２５円、PER１５．２６でした。日経平均EPSで８１０円台を織り込むだろうと考えています。日経平均EPS８１５円、PER１５.２６は１万２４３６円日経平均EPS８１０円、PER１５.２６は１万２３６０円となります。ここもとPERの変動幅は大変小さくなっており、１５倍を割り込む可能性は小さくなってきています。日経平均の下値予想は、１万２４００円台で変更はありません。

  2008.09.03

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• 電池！電池！電池！

  ８月も電池関連銘柄の動きが良かったようです。東証１部はGSユアサに代表される自動車のリチウム電池、新興は太陽電池関連がにぎわいました。東証１部の太陽電池関連銘柄は出遅れているのかもしれません。業績の裏打ちがあるのは、騰落の激しい新興銘柄というのが結構皮肉です。これら新興の太陽電池関連銘柄が上昇力を失ったころに不動産銘柄が息を吹き返す可能性があるのかもしれません。電池の中でリスクが高いのが燃料電池に代表される水素を反応させる電池です。水素の安定取り出しがうまくいくか否かがポイントとなります。さもなければ現在IHクッキングヒーターの電気に押されるガスのように、火災や不慮の事故を恐れてじり貧となります。また目立たないのですが、ここ２ヶ月ほど日経平均の水準に左右されず株価の変動が少ない銘柄が東証１部にいくつかあります。月足で確認すると、これらはバブル期以降の高値圏で推移しています。市場が業績の上昇を予想している可能性が高まっているようです。

  2008.08.31

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• アルバックとフェローテック

  東証１部のアルバックの株価が決算発表後急速に切り返してきました。太陽電池製造装置の受注が好調で、その他部門の不調をカバー出来ている事が確認されたためです。決算発表前の株価は年初来安値を更新して底値圏で推移していました。月足で見ると、この価格はトレンドの下限を割り込んだあたりであり、そろそろ上昇するタイミングだろうと考えておりました。先週の日経はアルバックとフェローテックが同日に上昇を見た事を報じています。しかしながら月足で見るとフェローテックはここ３ヶ月ほど高値ボックス圏で推移しています。この株価の動きは、フェローテックの伸びている業務の内容に由来しているようです。同社は多結晶シリコン製造装置のメーカーであり、この装置の韓国と中国からの受注が増えているのが増益要因となっているそうです。一方シリコン価格の高騰を受けて、大手メーカーは薄膜型太陽電池の増産を目指しています。薄膜型はシリコンの使用量が多結晶型より少なく低価格なのが特徴です。シリコン製造装置の需要が頭打ちになるのではとの懸念があるようです。話題の太陽電池ですが、投資するには注意も必要なようです。

  2008.08.21

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• 銀行株の低迷は続くのか

  ８月１4日に書き込んだ日記はあまりにも感情的な内容なので削除しました。慶応義塾高校のプレーを良くやったねとねぎらい、大学で続くであろう田村選手の活躍をこれからも応援したいと思います。本当にお疲れ様でした。さて８月１３日に大手都銀、地銀などがRSI１４で２５％以の底値圏銘柄となったので今後の反騰を期待する内容のブログを書き込みましたが、８月１５日の株価を見ているとまだ底入れしたとは言えない様子です。メガバンクはいずれも８月第１週、第２週に週足で陰線をつけて上昇トレンドが崩れてしまいました。アーバンコーポレーションの破綻で底入れというはっきりした動きは見えていません。しかしながら３月安値にかなり近づいてきたことで、週足チャートでは３月と８月のダブルボトム形成の可能性も出て来ています。新たにRSI14で７５％以上となった企業は、原油下落で業績の回復が見込まれる日常消耗品のライオン、コーセーです。原油下落の恩恵を受ける企業群の株価の反発局面は今後も続きそうです。銀行株が低迷することで、７月安値が２番底とは言い切れない可能性も出て来ました。大型倒産が今後も相次げば最悪の場合１万２５００円あたりまでの下落を見る可能性もあると考えます。しかしながら日経平均のPERは１５倍台で推移しており、配当利回りは１.７％で長期金利をかなり上回っています。今の１万３０００円が下値抵抗となる可能性も残されています。良い見方と悪い見方の可能性をそれぞれ書き込みましたが、１万３０００円が下値抵抗となって上昇していく可能性が高いように私は考えています。アーバンコーポレーションの取引先銀行には地銀が名を連ねているのが救いです。

  2008.08.17

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• １３日のRSI14 25以下の銘柄には銀行株が多数入る

  昨日のRSI14が２５％以下の銘柄にはみずほFG、三井住友FG、りそなHD、みずほ信託ほか地銀第２地銀１０行が並びました。一方RSI１４が７５％以上の銘柄には食品、医薬品、電力５社が先週から並んでいましたが、昨日はかなり減少し電力では東京電力だけとなりました。りそなHDの急下落に対して食品、電力などが買われる展開が続いてきましたが、これも変化を見せ始めるのかもしれません。これまでの日経平均とTOPIXの推移を見ても、銀行株の軟調は市場全体に大きく影響するものです。

  2008.08.14

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