本気で進学したいなら。。。
こんばんは、先日、息子と二人で大津市内のクリニックに通院してきた帰り、JR石山駅前で募金活動をしている女子学生(高校生)に会いました。内容は「○○君の進学に支援してください!親御さんが派遣切りに遭い、生活が困窮している○○君の進学資金へご協力ください。」とのことでした。こんなことまでしないといけない現状を嘆き、少しは豊かになった自分を省みて、息子に硬貨を渡し募金してきました。ちいさな社会奉仕のつもりです。しかしわずかな疑問が沸きました。私の場合、中学後半から父の仕事がうまく行かなくなり、高校進学後は毎月の授業料も支払えず、徴収の朝には毎回「忘れました・・・」を何度か繰り返し、母親からもらった日に毎度遅れて職員室まで支払いに行きました。状況を察知したある先生が、「毎回忘れた」というのはお金で困ってるのじゃないかと、当時の日本育英会のことを教えてくれました。おかげで高校の授業料は育英資金で賄うことができ無事卒業、大学入学後も支給してもらいました。また「読売育英賞学会」の資金で、新聞奨学生として、予備校、大学の5年間を過ごしました。(入学金と毎月の授業料が支払われます。)上述の○○君も本気で進学したいのなら、働きながら進学するという選択肢があるのになぁ。。。と考えました。派遣切りとは別で、困窮している家庭はいつの時代にも必ずあります。その時にどう対処するかはもう少し考えて、情報を集めることが大事であると思います。募金活動は少し安易かな?と疑問をもち、息子と本気で進学したいなら他の方法もあるのになぁ、、、と。半身不随の障害を抱えながら、母親が毎日車椅子の息子に付添い、授業内容を版書し、わずかに動くようになった右腕で名古屋大学の法学部に合格した先輩もいました。目の前の障害は必ず乗り越えることが出来るはず。前向きに考えそのときどう対処するか、考える力を持って欲しいと感じました。3級パパ