★NHKヤコブ(サンティアゴ巡礼)①「宗教の道」鑑賞 in古河。
3年ぶりの友人等との飲み会で盛り上がり、友人宅に泊めて貰った翌朝は、昼食を取りながら、録画したNHK「ヤコブ(サンティアゴ巡礼)」の鑑賞です。友人が以前訪れたことがあるキリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラの話です。徒歩で目指す旅「サンティアゴ巡礼」の番組で、中世に始まったこの旅が今一大ブームになっているとのことで、最先端の8Kカメラを用いて美しい風景と巡礼者たちを撮影し、その全貌に迫っています。南フランスのル・ピュイ・アン・ヴレイから、聖地の大聖堂まで全長1500キロを、神への祈りをささげながら歩く巡礼者たちは、何を思い、なぜ徒歩の旅に踏み出したのか? その答えを求めて西に向かいます。構成は、「宗教の道」、「肉体の道」、「魂の道」の三部作で、第1話ではスペイン国境までの道のりを追います。番組では、20代からマドリッドに住むグラフィック・デザイナーの篠原勇治さん(50歳)が、1,500Kmの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」を歩きます。9世紀キリスト十二使徒の一人ヤコブ(サンティアゴ)の墓がスペインの“星の野原”(コンポステーラ)で発見されその地に大聖堂が建てられ、当時エルサエムをイスラム教徒に奪われていた時代だった為、ヨーロッパの人々はスペインの奇跡の発見で生まれた大聖堂へ巡礼に向かいます。12世紀には50万人が巡礼したが、その後宗教改革(新教の拡大)もあり次第に廃れほとんど顧みられなくなったが、今世紀に入り劇的な変化があり、2018年には35万人が世界中から巡礼者が訪れるようになったといいます。番組の最初で、まず10Kg以上のリックを背負い1日約20Km歩くことに慣れるのが最初の試練で、リュックの重みが食い込む肩は痛く、また足にできるマメも痛いのになぜ人々はそんなにしても歩くのかが番組のテーマです。フランスとスペインで呼び名が違い、フランスにおける巡礼手帳の名称は「クレアンシャル」、スペインでは「クレデンシャル」、フランスにおける巡礼者の宿名称は「ジット」、スペインでは「アルベルゲ」で、宿泊料は十数ユーロ、約\1,500/泊です。私が二十歳になった時、「バイク日本一周」で利用したユースホステルと同じような感じです。実は、今はシステムが整っていて、1個8ユーロで次の宿迄リックなどを運んでくれるサービスが有り、それを使えば手荷物だけ持って歩くのに専念できます。特にスペインのピレーネ越えにはその行程の過酷さゆえに有効です。世界各国から見知らぬ巡礼者が参加し、素晴らしいコミュニケーションに心打たれます。巡礼者の何人かに的を絞り、長期にわたる手分けしての取材は大変だったかと思います。・・・タイトルの「サンティアゴ」は、聖ヤコブのスペイン語読みとのこと、初めて知りました。ヤコブはヨハネ福音書のヨハネの弟で12使徒、古代ユダヤのヘロデ王に殺され遺体は不明だったのが、9世紀に今のサンティアゴ・デ・コンポステーラで見つかったとのことです。因みに、「ヤコブ」は、英語はジェイコブ、ジェームス、イタリア語はジャコモ。「コンポステーラ」の意味は「星の広場」で、「コンポ」はイタリア語の「カンポ」で野営地「広場」の意味、「ステーラ」は星「スター」、「カミーノ」は「巡礼の道」の意とのことです。【今日のLifeHack:死ぬまで少年の心でいる事の出来る人は実に幸いである、有島武郎】<「聖なる巡礼路を行く 1500km」>