ilovecb、セレンディピティを求めて

2019/09/19(木)17:30

★マネ「フォリー・ベルジェールのバー」 inコートールド美術館展。

芸術(映画・美術・音楽)(430)

公開日にブログ・アップ済みですが、新聞屋さんから「コートールド」の招待券を2枚いただきました。 前売券が一般1,400円に対し、65歳以上が800円とのことで、今年65歳を迎える記念に求めようとしていただけに、ラッキーでした。 そして9月15日、上野の「東京都美術館」で開催の「コートールド美術館展 魅惑の印象派」を訪れます。 この日は天候にも恵まれて、多くの人は「MGC」(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)へ行ったと思ったのですが、上野の各美術館、また敬老の日を前に老人と付添1名が入場無料とのことで動物園も長蛇の列です。 だんだん心配になりましたが、「東京都美術館」はそれほど待たずに中に入ることが出来てラッキーでした。 一番のお目当ては、やはり、看板にもなっている約20年ぶりに来日したという、エドゥアール・マネの画業集大成、最晩年の傑作「フォリー・ベルジェールのバー」(1882)です。 事前情報もあり、鏡の中の世界、精緻に描かれたカウンターの静物などもじっくり鑑賞します。作品の近くに解説もあり、あえて試みたという実像と鏡の中の像の位置関係のズレもよく分かります。 特に、画面左端にある酒瓶のラベルに、マネのサイン「Manet」と制作年「1882」が描かれていたのは見過ごすところでした。 この翌年、彼は51歳の若さで亡くなっています。 そして目的の一つ、画面左上にちらりと見える分断された曲芸師の足も確認できました。 --------------------------- <コートールド美術館展 魅惑の印象派>(Masterpieces of Impressionism: The Courtauld Collection)<2019/9/10~12/15> 印象派とポスト印象派の殿堂として知られるロンドンにあるコートールド美術館のコレクションから、印象派・ポスト印象派の作品を紹介。本展は、コートールド美術館が昨年9月から改修工事に入ったことで、日本での開催が実現した。実業家サミュエル・コートールドが収集したコレクションを核に1932年に設立された同館は、美術史や保存修復において世界有数の研究機関であるコートールド美術研究所の展示施設。日本の風景のようだと語られたファン・ゴッホによるアルルの風景「花咲く桃の木々」、19世紀後半の近代都市パリの風俗を映すルノワールの「桟敷席」やマネの「フォリー・ベルジェールのバー」、科学調査が作品の秘密を解き明かしたゴーガンの「ネヴァーモア」やモディリアーニの「裸婦」などをはじめ、選りすぐりの絵画・彫刻約60点を展示する。本展は、「画家の言葉から読み解く」「時代背景から読み解く」「素材・技法から読み解く」の3章構成で、それぞれの章には、「収蔵家の眼」というセクションが設けられており、セザンヌ、ルノワール、ゴーガンの作品を集中的に紹介している。また、会場には、これらの作品がコートールドの家に展示される様子を表す巨大な写真や、注目作品の制作背景や技法を細かく説明するパネルも設置されている。 --------------------------- <マネ「フォリー・ベルジェールのバー」> 作品の大部分は、鏡の中の世界。さまざまな解釈を呼び起こしてきた女性の表情と鏡像のずれ、画面左上にちらりと見える曲芸師の足、精緻に描かれたカウンターの静物など、マネはさまざまな要素を卓越した技術でひとつの画面に収めている。 パリのミュージック・ホールであるフォリー・ベルジェールの様子を描いた本作では、鏡に映っている観客が粗く描かれるいっぽう、手前の大理石のカウンターにある酒のボトルやオレンジ、そして表情が読み取れない女性が丁寧に描写されている。 --------------------------- 【今日のLife Hack:勝ちに不思議な勝ちあり負けに不思議な負けなし- 松浦静山 -(江戸時代中・後期の肥前国平戸藩の藩主、剣術の達人 / 1760~1841)】 <「コートールド美術館展 魅惑の印象派」の「フォリー・ベルジェールのバー」> <並んでる~!> <動物園も長蛇の列> <東京都美術館> <少し?並んでる・・・> <招待券を手に中へ・・・> <「フォリー・ベルジェールのバー」>

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